関東学生ラクロスリーグ 2部Aブロック 対東農大 9月23日 ※新型コロナウイルスの影響により会場は非公開
◆結果◆
青学大6–4東農大
第1クォーター 2ー1
第2クォーター 0ー1
第3クォーター 4ー1
第4クォーター 0ー1
関東学生2部リーグの所属する青学大男子ラクロス部。長年目標としている1部昇格を目指すべく、今秋もリーグ戦が開幕した。昨年度は新型コロナウイルスの影響で代替大会の実施のみに終わったが、今季は形式を変更して開幕。リーグ各ブロックの1位が昇格戦に出場し、そこで勝利することで自動的に1部昇格することができると言った開催形式だ。青学大は昨年の代替大会で味わった悔しさを晴らすべく、東農大との初戦に臨んだ。試合は序盤に接戦が続くも第3Qでの集中的に得点を重ね、白星を収めた。
◯第1クォーター
初戦ということで常に難しい試合の入り。それでも開始から青学大は調子を上げた。蔵本翔大主将が「円陣の時にしっかりとスイッチを入れた」と話すように、開始3分で#8高橋悠河がショットを決め1点を先制。そのまま青学大がボールを長い時間キープする。しかし残り4分で相手に得点を許し、同点に追いつかれる。それでも1Q残り2分で青学大のエース#3大塚周平が右サイドからショットを決めて2−1と突き放した。ここで第1Qを終える。
○第2クォーター
攻撃中心だった第1Qとは変わって第2Qでは苦しい展開が続いた。開始2分にショットを決められ同点に追いつかれると、その後は焦りの影響からかパスのミスが生じるなど、相手ゴールを揺らすことができない。しかし、ゴーリー#9行川賢を中心とした堅いディフェンスで相手に得点のチャンスを許しても、気持ちを切らさなかった。第2Qは1失点のみで切り抜け、第3Qへとつなげた。
○第3クォーター
ハーフタイムを終えて青学大は優位な展開を迎えた。フェイスオファーが確実にボールを奪い青学大にチャンスを見出すと、残り14分で#66樋口峻暢が左サイドからショットを決めて3−2とする。この流れから2分後には#90柳生竜太郎が正面からショットを決めて2点差とする。さらに流れに乗った青学大は残り8分に#0鈴木裕也が右横からのショットを決め、残り4分には#32蔵本翔大主将が左横からのショットを決めて6-2まで突き放した。第3Q残り1分に失点するも3点差と余裕を持って第4Qへ繋いだ。
○第4クォーター
守りの展開が続いたこのクォーター。常に苦しい展開が続くも、ディフェンス陣が集中力を切らさず相手に流れを与えなかった。残り13分にミスで1点を許すも、気持ちを切り替え残り時間プレーを続けた。残り5分を切ったところから相手に何度もショットを放たれるも、ゴーリーを中心に失点を防いだ。結局6-4と充実した内容でリーグ初戦勝利を収めた。
接戦が続いたこの試合では要所での総合力が光った試合だった。昨年は#0大塚周平が得点を重ねる展開が多かった一方で、この試合は6点全て別の選手が決めるといったことから、オフェンス面での強さも光った。ディフェンス面でも好プレーが続いた青学大。次に繋がる良い1勝目を飾った。次戦は筑波大と千葉大の勝者。日程や相手は決定していないが、気を抜かず万全な状態で試合を迎えたい。(記事・写真=石岡亮)
◆試合後コメント◆
蔵本翔大主将
-試合を振り返って
接戦になるのは予想通りだったんですけど、要所要所しっかり点をとってみんなで勝てたという印象です
-オフェンス面では全て違う選手が得点を挙げましたね
今年のオフェンスで”個を生かす”というテーマを掲げていたので、その通り一人一人で良い部分を引き出せるように動けたのがよかったです
-第2、4クォーターでは苦しい展開でした
ゴーリー行川中心にショットを止めるなど、相手に流れを持ってこませず良いプレーができたと思っています。
-入りから良かった印象がありましたが
普段の練習から試合前をイメージしてやろうといっていて円陣でスイッチを入れて試合の雰囲気に持っていこうというのがそのまま試合で生かせたと感じています
-1番良かったところは?
オフェンスもディフェンスも良くてチーム全員で勝てたというところです。
-今日のMVPを挙げるなら
#90柳生竜太郎。普段ムードメーカーなんですけど、少し出たクォーターで点を決めてくれてオフェンスの流れを引き寄せられたと思います。
ディフェンス面では#15石原侑太郎。DFリーダーやっているんですけど相手のオフェンスをボールダウンさせたり、クリアの面でもオフェンスの流れを作ってくれていたのでそこが良かったです。
-次戦に向けて
相手がそろそろ決まると思うんですけど、相手をみて対策を練っていくのと、今回の試合でも後半巻き返されるシーンがあったのでそこの対策をしっかりとして普段から自分たちのやりたいオフェンスとディフェンスができたらと思います。
行川賢選手
-ゴーリーとして試合に挑む中で試合を振り返って
ディフェンスが凄い守ってくれて、自分が止めれるボールが止められなくても声をかけてくれてディフェンス陣に感謝しています。なんといってもオフェンスが良く点をとってくれて、先制点や同点の場面から点をとってくれてとても頼りになるオフェンス陣だったと感じました
-第2、4クォーターで攻められる展開が続いたが、そういった中での心境は?
自分が後ろに逸さなければ負けないのと、試合全体で無失点で切り抜けられるのが理想だが、当然攻められる時間が長くなれば出番が増えるので、そういった時にどんなところから来ても止められるように準備はしていました。
−最終クォーターで好プレーが続いたと思います
前半気づかないところで緊張や硬さがあったが、後半みんなのプレーに刺激されましたし、みんなが頑張っているのに情けないプレーはしたくないというのがあって、これで終わったらやりきれなかったのでやるなら自分の4年間を出し切ってチームを勝たせたいと思って集中できたし、硬さも抜けたかなと思います。
-次戦に向けて
この試合は他の選手に助けてもらったので、次回は必ず自分がチームを勝たせて、試合の後には笑顔でみんなと写真を撮っていたいと思います!
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