関東大学ジュニア選手権 カテゴリー4 対立教大 10月17日
◆結果◆
〇青学大40ー19立教大●
前半26-0
20分=河村トライ、金子ゴール成功
26分=橋本トライ
29分=川端トライ、金子ゴール成功
33分=桑田トライ、金子ゴール成功
後半14-19
20分=田口トライ、金子ゴール成功
35分=目崎トライ、金子ゴール成功
◆メンバー◆
1田中優光(法1)
2大城琳(法3)
3寺本哲盛(法2)
4目崎魁大(国経2)
5田口遼馬(国経1)
6門恒介(法2)
7橋本大吾(法3)
8辻村康(マ2)
9金子漢佑(法3)
10伊藤広晟(法4)
11堀田唯音(電4)
12桑田敬士郎(営2)
13河村凌馬(法1)
14川端航聖(地1)
15髙橋紫苑(コ3)
16安部駿亮(コ1)
17髙矢奎太朗(法1)
18藤本壮真(マ4)
19池上毅(済4)
20山田健人(社2)
21越智理人(法1)
22下村滉志郎(総2)
23太田大地(総2)
先週までの暑さから一転、秋らしい肌寒さと小雨が降る中、ジュニア選手権第2節が行われた。対するは立教大。対抗戦では同じAグループに属しており、このジュニア選手権で勝利を収め、チームに勢いをつけたいところだ。
青学大は序盤から堅実なディフェンスと積極的なプレーで全6トライを奪い、40 – 19で白星をあげた。
前半はしばらく拮抗した状態が続く。お家芸である鋭いファーストタックルで相手を仕留めるも、ミスやペナルティでなかなか点に結びつかない。
試合が動いたのは20分。敵陣22メートルライン内でパスの乱れから相手にラインアウトを与えてしまったものの、そのこぼれ球をSH金子漢佑(法3)が素早く獲得し、パスを受けたCTB桑田敬士郎(営2)がスピードを落とさず相手を引きつけたところでCTB河村凌馬(法1)にボールを繋ぎ、そのままトライ。
続く26分、相手のハイパントを右サイドで拾ったWTB堀田唯音(電4)がディフェンスを潜り抜け、ビックゲイン。左サイドにいた辻村康に飛ばしパスが繋がり、クイックで川端航聖にボールが渡る。相手のタックルを受けながら、タッチに出される寸前で走り込んできたFL橋本大吾(法3)にオフロードパスを繋ぎ、2トライ目を奪った。
ゲームの主導権を握った青学大は、29分、さらにディフェンスで相手にプレッシャーをかけターンオーバーを獲得し、すかさず大きく左に展開。1枚余っていた川端がタックルを2回かわし、インゴールを駆け抜けた。続くディフェンスでは相手のペナルティを誘い、ラインアウトから金子がディフェンスを潜り抜け独走、サポートに走っていた桑田に繋ぎ、前半4トライ目をあげ、スコアを26-0まで突き放した。
後半もこの勢いを維持したいところだが、両チームのスコアが停滞。再び動いたのは20分、マイボールラインアウトから素早いパス回しでLO田口遼馬(国経1)が最後はフィニッシュ。1年生ながら、タックルを受けても倒れない力強いゲインが光った。
その後ペナルティから立教大に2連続トライを献上し、スコアを33-14まで縮められてしまうも、すぐさまこぼれ球に反応したLO目崎魁大(国経2)がトライを奪い、相手の流れを見事に断ち切った。終盤にノックオンから相手に1トライ返されたものの、最終スコアは40-19で危なげなく勝ち切った。
関東大学対抗戦と同時期に行われるこのジュニア選手権は、対抗戦レギュラーメンバー以外の出場が多く、チーム全体を測るものさしになる。ジュニアチームが勝つことで、チーム全体の勢いに繋がるのだ。故にここで得た白星の価値は大きいだろう。また、冷静な状況判断とゴール成功率5/6でチームの攻撃に貢献した金子や、1年生ながら物怖じせずゲインし、強気なプレーでトライを奪った田口や川端など、隠れた逸材たちも頭角を現した。
ジュニア選手権第3節の相手は拓殖大。先日青学大を破った日体大を44-13で下している。怯まず強気な青学ラグビーでチームに更なる勢いを呼び込めるか。
(記事・写真=山口美海)
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