関東学生ラクロス2020特別大会 対慶大 9月27日
※日本ラクロス協会の方針上、会場は非公開
◆結果◆
青学大1-10慶大
第1クォーター 1-3
第2クォーター 1-4
第3クォーター 1-9
第4クォーター 1-10
新型コロナウイルスの影響で例年のリーグ戦ではなく特別大会の開催が行われることが決まったラクロス部。関東制覇を目標に強豪慶大との初戦を迎えた。この試合では先制点は奪ったが、確実に相手の猛攻で逆転を許し、その後も相手の勢いを止めることが出来なかった。試合を終わって1ー10と大差をつけられ敗戦。悔しさのにじむ初戦となった。
第1Q開始直後、MF森屋香音(文2)がドローを確実に制すと、まずはパスを落ち着いて繋ぐ。そして相手ゴール付近まで詰め寄ると昨年から攻撃の要として活躍してきたAT渡邊萌加(教4)が正面から先制のショットを決める。
しかし、慶大は攻撃力、守備力ともにとてもレベルが高い。追いつかれも、すぐに青学大のゴール付近に詰め寄るとチャンスを確実に生かし、すぐに同点に追いつく。その後、引き離そうとするが慶大からボールを奪えず一方的に攻められる展開が続く。何度かシュートチャンスをつくるが、相手ゴーリーに止められ、得点を奪うことができない。残り30秒で慶大にボールを奪われるとさらにショットを決められ1-3とされ、第1Qが終わる。
第2Q開始直後から慶大にグラウンドボールを奪われ、勢いを止めることが出来ず1点を追加される。失点直後、タイムアウトをとり立て直しを図ろうとする。ディフェンスでは相手のショットを確実にセーブし、少しずつチャンスを掴み始める。MF比嘉さやか(営3)が身体をはったプレーで相手ゴールに攻め込むも放ったショットは相手ゴーリーに阻まれ得点を奪えないまま試合前半を終えた。
第3Qでも慶大の勢いは止まらないまま試合が進行した。前半は守る隙も与えないほど、次々と相手のシュートが決まっていく。青学大も後半は森屋香音、渡邊萌加らがパスを繋げ、攻めの姿勢を見せたものの中々シュートまでは持ち込めない。試合時間残すところ1分程、慶応に詰め寄られる展開となったが得点を許さず鳥越がボールを阻んで持ちこたえた。結果第3Qは一気に5点を奪われ慶応ペースの戦いで終えた。
第4Qは先ほどまでの相手の勢いを抑え、攻め込みに走った。タイムアウトの後、攻撃を仕掛けていくが惜しくもゴールに外れる。試合残り時間が迫る中で1点を追加され、その後青学大はディフェンスに徹する展開へと持ち込まれる。相手の攻めに押されながらもなんとか慶大の得点を抑え試合は1-10で終了。
今年2度目となる対慶大戦であったが、何度も粘り強くボールを奪い返したものの相手の攻撃力の高さに追いつけず数々の点を許し苦しい戦いであった。今シーズンは残すところあと1戦、新型コロナウイルス拡大防止の影響から限られた試合数の中で4年生にとっては最後の試合となる。最終試合にかける彼女らの集大成に注目だ。
(記事・写真=石岡亮、髙橋瑞紀)
~以下、主将インタビュー~
ー今日の試合を振り返って
8月中旬ぐらいに一度、慶応と戦ったんですけどその時はボロ負けでそれを踏まえたうえで慶応にどうやって勝つのかという戦術を立てて練習してきたので、気持ち的には勝てると思っていてでも戦ってみると慶応って強いなって思ってしまう部分がありました。自分たちが準備してきたことがやりきれなかったっていうのもそうだし、慶応がやはり上手かったというのは試合を通して感じたことです。
ー試合を見ていて、上がるときは一気に上がってシュートまであと少し届かずという展開が多かったように思うのですがその点はどう思われますか
今年やってきたラクロスが流れの中で点を決めるというよりは、ハーフコートでズレを少しずつ作りながら詰めていくというスタイルをずっと練習してきたので、時間をかけて点を取りに行くという中でシュートを打てるチャンスを作り出すシーンは多かったんですけどそこは中々決まらなかったっていうのがあったかと思います。慶応はしっかりそこで相手にファールをとらせてフリーシュートとなってから決められたけど、青学はそこは決めきれなかったのが一番の敗因かなとは思います。
ーでは今日の大きな敗因としてはその点でしょうか
シュートが入らなかったていうのと、青学がクリアをするときに慶応が前線から上げてくるのに対して弱気になってしまったりとかそこでのミスっていうところで攻撃する時間が作れなかったというのが一番の敗因かなと思います。
ー次戦の意気込み
次回の試合は4年生とって最後の試合で、本当であれば5戦あるところ今年は2試合しかないので、その試合で今年はコロナで練習ができなかった中でも皆で沢山ミーティングをしたりというところでチームとしてもラクロスの技術としても上げてきたのでそこを出せる試合にしたいと思っています。
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