関東学生ラクロスリーグ1部Aブロック 対中央大 9月30日 於・駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場
◆結果◆
青学大7-12中央大
第1クォーター1-2
第2クォーター1-6
第3クォーター4-10
第4クォーター7-12
<得点者>
#42 上林山日菜子(第1Q,第3Q,第4Q)3得点
#79 石崎真子(第3Q)
#2 三宅千尋(第4Q)
#22 織田温子(第4Q)
7月に開幕したリーグ戦もいよいよ最終戦を迎えたこの日。未だ1勝と苦しい戦いを強いられている青学大は何としても最終戦を勝利で飾り、入れ替え戦回避を図りたいところであったが、強豪・中央大学の猛攻を阻止することができずに敗戦。リーグ最終戦で白星を飾ることは叶わなかった。
〇第1クォーター
開始早々相手に先制点を献上する苦しい立ち上がりに。しかし、その後の攻撃は固いディフェンスで守り抜いた青学大。追加点を奪われるも、終盤には#42 上林山日菜子がフリーシュートを決め1点をもぎ取ることに成功。1点ビハインドの状態で第1Qを終えた。
〇第2クォーター
反撃の狼煙を上げ逆転の好機を作り出したい青学大、しかし強豪の壁は高かった。またもや開始早々に失点すると、ここから4点連取を決められなかなか攻撃のチャンスを見出せない。ディフェンスの時間が長く続き、試合の流れを掌握されたまま第2Qが終了。試合前半は5点差と大きく引き離される結果となった。
〇第3クォーター
何としても勝利を掴み取りたい青学大は、ここから猛攻を見せる。序盤に相手のオウンゴールを誘い1点を返すと、その後失点を許すも、#42 上林山日菜子と#79 石崎真子が連続ショットを決め2得点に成功。じりじりと点差を詰める展開を見せた。しかし、クォーター後半には相手が攻撃の活気を取り戻し、フリーシュートを含む3連続得点を決められる悔しい結果に。試合は最終Qへと突入した。
〇第4クォーター
覚悟を持って臨んだ最終の第4Q。開始約2分で#42 上林山日菜子がこの日3得点目となる執念のショットを決め、チームを奮い立たせる。このショットに応えるかのように、チームは意地の攻撃を見せ、中盤には#2 三宅千尋のフリーシュートも決まり、連続得点に成功した。その後は相手のフリーシュートを防ぐ好ディフェンスが光るも、相手に2失点を許してしまう。しかし、試合終了間際には#22 織田温子がショットを決め、1点を返すことに成功。最後まで攻めの姿勢を貫き通す熱い戦いを見せるも、逆転には及ばず無念の敗戦を喫した。
この敗戦で入れ替え戦への出場が決定した青学大。試合後には涙を流す選手らの姿があった。厳しい戦いを強いられることが多かった今季は、試合の中でなかなか本来の力を発揮できなかったシーンも散見された。しかし、苦しい中でも抜群のチームワークを誇ってきた今季のチームならば、入れ替え戦で底力を見せ、1部残留を決めてくれるだろう。ここまでの雪辱を力に変え、爆発的な攻撃と鉄壁のディフェンスで執念の1勝を掴み取る姿に期待したい。
(記事=川﨑史緒、写真=家永萌愛・川﨑史緒)
◆上林山日菜子選手コメント◆
‐今日の試合を振り返って
結果は負けでただただ悔しいです。ただ、今までの試合の中で1番自分たちがやりたいことや練習してきたことが発揮でき、楽しい試合でした。
‐前の試合から1ヶ月間空いたが、最終戦に向けてどのような準備をしたか
しっかりと相手を意識し、再現した練習をしてきました。各自が自分の足りないことに向き合い続ける期間になったと思います。
‐今シーズンを振り返って
「苦しい時間の方が多い」そんなシーズンでした。ただ、毎試合得られるもの、感じられることが多く、成長し続けられるシーズンだったなと感じています。
‐入れ替え戦に向けての意気込み
後輩も含めた全員が活躍できるような試合にします!
コメント