関東大学対抗戦A 対早稲田大 10月23日 於・アースケア敷島
◆結果◆
●青学大13ー61早稲田大〇
前半13-19
9分=桑田PG成功
33分=桑田トライ、ゴール成功
後半0-42
◆メンバー◆
1田中創太郎(法2)
2相根大和(法4)
3中西翔太郎(総4)
4清原裕揮(営4)
5江金海(総3)
6中谷玲於(済4)
7渡邊元樹(総3)
8辻村康(マ2)
9山同光(法3)
10桑田宗一郎(社4)
11大村知意(社3)
12青沼駿昌(マ1)
13金澤春樹(済3)
14榎本拓真(法1)
15黒木陽斗(法4)
16石川大貴(マ4)
17大城琳(法3)
18藤本壮真(マ4)
19目崎魁大(国経2)
20田口遼馬(国経1)
21亀井健人(営2)
22桑田敬士郎(営2)
23川端航聖(地1)
照りつける日差しとは対照的な肌寒さが秋の訪れを感じさせる10月23日、関東大学対抗戦第4節が開催された。対するは対抗戦全勝中の早稲田大。強豪相手にどこまで太刀打ちできるかといったところだったが、なんと前半のスコアは13-19。敷島に吹き付ける激しい風が、試合に波乱の展開をもたらした。
開始5分、自陣でのオフサイドでラインアウトを与え、セットプレーを仕留めきれず先制トライを献上。しかし続く攻撃で相手のペナルティを誘い、ショットを選択。強い風が吹く中、SO桑田宗一郎(社4)が左サイド22mラインからのPGを冷静に沈め3-7と食らいつく。
しかし12分、マイボールスクラムを持ち出そうとしたところを狙われ、ターンオーバー。相手の速い展開を止めきれず、2つ目のトライを奪われてしまう。
なんとか食らいつきたい青学大は、続く攻撃で着実にフェーズを重ね、再びPGを獲得。ここでも桑田の正確なキックで、6-12とスコアを縮めた。
そして33分、敵陣22mライン際のマイボールスクラムからNo.8辻村康(マ2)が素早く持ち出し右側のCTB金澤春樹(済3)に展開、再び辻村にリターンと思いきや後ろから鋭く走り込んできた桑田に繋ぐセットプレーが綺麗に決まり、最後はタックルを受けながらも力強くトライ。直後のゴールも成功させ、13-12と逆転。観客席からはどよめきと拍手が沸き起こった。
その後前半終了間際に1トライ返されるも、13-19と強豪相手に接戦で前半を折り返した。
迎えた後半。早大のギャップをつく速いパス回しに対応できず、2分に後半初トライを奪われると、9分にも追加トライを許してしまう。なんとか食らいつきたい青学大だが、風の影響もあり敵陣に攻め込むことができず、スコアできないもどかしい時間が続いた。さらにペナルティやミスから相手にアタックチャンスを与え、後半42点の追加点を許し、13-61で無念のノーサイド。
前半善戦していただけに後半の大量失点が悔やまれるが、収穫の多い一戦となった。特に前半のセットプレーで強豪からもぎ取った1トライは、大きな自信になっただろう。次戦以降は、80分間泥臭いディフェンスを継続し、相手の失点を最小限に抑えられれば勝機は見出せるだろう。
次節の相手は筑波大。いよいよ対抗戦も後半戦に差し掛かる。ここで白星をつけられれば、大学選手権出場も見えてくる重要な一戦。青学ラグビーの集大成で、大きな白星を飾りたい。
(記事・写真=山口美海)
〈清水孝哉監督〉本日は早稲田大学戦お疲れ様でした。前半は風上を利用して、ディフェンスも粘り強くプラン通り接戦に持ち込めたんですけれども、後半風下になった時にペナルティであったりそういうところで早稲田さんに前に出られて、失点を重ねてしまったので、後半の部分とペナルティ改善というのが今後の課題かなと思います。残り3戦、次は筑波大学戦なので、勝てるように努力して練習していきたいと思います。本日はありがとうございました。
〈SO桑田宗一郎主将〉今日の試合は前半、相手陣地でプレーする時間が長く、相手にプレッシャーをかけ続けることができたのでよかったんですが、後半風の影響もあってなかなか敵陣に入ることができず、入ってもスコアすることができなかったのが敗因かなと思っています。次節ではなるべく敵陣でプレーするという事を意識して、尚且つ敵陣に入った時には必ずスコアして帰るという事が反省として出たので、改善して戦っていきたいと思います。
〈WTB榎本拓真〉本日は応援ありがとうございました。今日の試合では後半、早稲田さんの自慢のアタックにやられてしまいましたが、前半は自分たちがやってきたラッシュディフェンスを体現することができ、非常にいい試合ができたと思います。自分としても、前半はラッシュディフェンスをうまく使って相手を止めることができたので、これからの試合でもそれを活かして頑張っていきたいです。本日はありがとうございました。
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