第14回関東大学春季交流大会Bグループ 第2節 対流経大 5月4日 於・青山学院大学緑が丘グラウンド
◆結果◆
○青学大48[21-10、27-27} 37 流経大●
◆メンバー◆
- 木村陽太
- 田中太陽
- 一ツ橋孟也
- 下田秩
- 荒川真斗
- 角谷銀次朗
- 八尋祥吾/主将
- 内藤基
- 小林純岳
- 井上晴生
- 久富洋希
- 袖山遼平
- 山田壮
- 幸内良真
- 白石颯
- 中山健太郎
- 松下稜
- 相川拓也
- 宗像純
- 長谷川永和
- 櫻井愛世
- 横井陽仁
- 松井成悟
- 穴澤開
- 三田元気
- 山本啓太
春季交流大会第2戦は一ツ橋孟也 (営2)が先制トライを決め井上晴生(法2)がコンバージョンゴールを成功させるなど、流経大相手に前半からテンポよく得点を重ねて優位に立つ展開となった。後半には内藤基 (ヒ4)の技ありのトライも飛び出し、試合の主導権を握る。試合終了間際に流経大の猛攻に遭うも、序盤のリードを守り切りノーサイドを迎えた。
春季交流大会の初戦では、序盤に積極的な攻めを見せたものの、後半の猛攻に耐え切れず大敗を喫した青山学院大学ラグビー部。試合後には悔しさをにじませながらも次こそは、と前を向いていた選手たちが、その反省を胸に今春の公式戦初勝利を目指して、強豪・流通経済大学との一戦に臨んだ。
〈前半〉
キックオフ直後から青学大は勢いのあるプレーで試合の主導権を握る。細かくテンポよくボールを動かし、ゴールライン付近での激しい攻防を制すると、一ツ橋が相手ディフェンスの隙を突き、最初のトライを決める。SOの井上も落ち着いてコンバージョンゴールを決め、幸先の良いスタートを切った。

コンバージョンゴールを決める井上
その後も青学大は、左右に大きく展開するプレーで相手を翻弄。体格に勝る流経大に対してもコンタクトで引けを取らず、集中したディフェンスと素早い攻守の切り替えで優位に立つ。
14分には袖山遼平(法3)が鋭いステップで抜け出してトライを奪い、さらに24分には木村陽太(法3)がタックルを受けながらもインゴールに飛び込む。井上の正確なキックも冴え、前半を21-10と青学大がリードして折り返した。

袖山もこの日大活躍をみせた

トライに成功した木村
〈後半〉
後半に入っても青学大の勢いは止まらない。絶え間なくボールを動かしながら相手の隙をうかがい、巧みなパスワークで主導権をキープ。サイドライン近くにいた内藤が叫びながら味方にパスを要求し、パスを受けるとそのまま相手ディフェンダーを振り切ってトライ。

鋭いランを披露した内藤
その後も内藤は攻撃の起点として活躍。絶妙なタイミングでボールを受けると、自らディフェンスを引きつけてフリーになった小林純岳(社4)にパス。小林は相手のプレッシャーを感じながらも全力疾走でポスト下に飛び込み、トライを奪取。袖山のコンバージョンゴールも決まり、点差をさらに広げる。

トライを決めた小林
後半30分には松下稜(法4)にも流れを引き寄せるトライが生まれ、試合は青学大ペースで展開。さらに試合終盤には、幸内良真(法4)が相手のパスをジャンプでインターセプトし、すぐさま白石颯(国経3)へパス。白石がそのまま走り抜けてトライを決め、試合を決定づけた。

途中出場ながら好機を演出した松下
終了間際には流経大も意地を見せ、素早い攻撃と強烈なタックルで猛攻を仕掛けてきた。しかし青学大は最後まで集中を切らさず、体を張ったディフェンスでリードを守り抜く。試合終了の笛が鳴ると、選手たちは笑顔でハイタッチを交わし、今春公式戦での待望の初勝利を手にした。

試合を終えた選手たち
筑波大戦での敗北を糧に、全員ラグビーで粘り強く勝ち切った青学大。この勝利は、今後のシーズンに向けて確かな自信と弾みを与える一戦となった。勢いそのまま次戦の立正大戦も勝利を目指す。
(記事=比留間詩桜、写真=比留間詩桜・野田優花)
◆選手コメント◆
主将/FL 八尋祥吾 (法4)

笑顔で取材に応じてくれた八尋
ー今日の試合を振り返って良かった点、反省点は
八尋:筑波戦で結構大敗してというところから臨んだこの試合だったので、筑波戦で出たディフェンスタックルの時に前で出て、しっかり自分たちから体を当てようっていうところを修正できた試合だったので、そこは良かったところです。反省するところは、70、80分台に最後2本トライをされたんですけど、そこが本当に不用意なトライだったのでそれを直さないと秋の対抗戦では勝てないのかなと考えているので、そこが反省点かなと思います。
━新チームはどんな雰囲気か
八尋:明るい雰囲気で毎日楽しく練習している。その中で切り替えるところを切り替えられてなかったのが筑波戦までで、ここ2週間はその切り替えっていうのがうまくいっていて、楽しいところは楽しむし、熱いところは熱く練習できていた成果が出たこの1勝だったのかなと思ってます。
ー今年度のキーマンとなる選手は
八尋:内藤基。高校からずっと一緒で仲がいいのですが今日もラインを爆走していて、体が強くて大きい選手なのにずっと働き続けられる選手なので、そこはうちのチームも強みなのかなと思ってます。
ー今年度の目標は
八尋:大学選手権ベスト8。まあ目標としては去年と一緒なんですけど、今年は絶対達成するぞっていう強い意思を持って取り組んでます。
(聞き手=比留間詩桜、写真=野田優花)
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