関東大学ジュニア選手権 カテゴリー4 対山梨学院大 11月6日
◆結果◆
〇青学大17ー14山梨学院大●
前半10-0
15分=田口PG成功
30分=大城トライ 、田口ゴール成功
後半7-14
42分=堀田トライ 、田口ゴール成功
◆メンバー◆
1大城琳(法3)
2髙矢奎太朗(法1)
3安部駿亮(コ1)
4池上毅(済4)
5大崎元(国コミュ2)
6門恒介(法2)
7金原匡佑(法3)
8目崎魁大(国経2)
9金子漢佑(法3)
10伊藤広晟(法4)
11 髙橋紫苑(コ3)
12 河村凌馬(法1)
13下村滉志郎(総2)
14川端航聖(地1)
15田口公暉(法3)
16田中優光(法1)
17柳井健太郎(電4)
18藤本壮真(マ4)
19宮永玲太(シス4)
20山岡佑(総3)
21宮下賢志(法3)
22堀田唯音(電4)
23衣笠竜世(社4)
秋の日差しが照りつける中、関東大学ジュニア選手権カテゴリー4の最終節が行われた。今試合が最後の試合となる4年生メンバーもおり、メンバー全員の気持ちがこもった一戦。試合は接戦が続き、最後に勝敗を分けたのは4年生の堀田唯音(電4)の劇的な逆転トライだった。
前半、主導権を握ったのは青学大だった。攻撃ではテンポの良いパス回しからどんどん敵陣に切りこみ、守備では素早いロータックルで相手のミスやペナルティを誘った。スコアが動いたのは15分、敵陣ゴール前で相手のオフサイドからショットを選択。FB田口公暉(法3)が冷静に沈め、3点を先制した。
続く30分、CTB下村滉志郎(総2)が自陣で相手のこぼれ球に素早く反応し、パスを受けた田口がパスフェイクで相手をかわし大きくゲイン。サイドにいたNo.8目崎魁大(国経2)にパスを繋ぎ、ゴールライン目前で倒されるもすかさずサポートに走り込んできたPR大城琳(法3)が力強くトライ。ゴールも決まり、10-0と点差を広げいい流れで前半を折り返した。
迎えた後半、自チームのミスやペナルティから苦しい時間が続く。12分、ターンオーバーからトライを献上、続く15分にはペナルティスクラムから再びトライを奪われ、10-14と逆転されてしまう。青学大も負けじと攻撃でフェーズを重ねるも、ゴールライン目前でのペナルティで得点できない時間が続いた。しかしそんな中でもグラウンド上に諦めている選手は1人もいなかった。「負けてないって!落ちんな!」と鼓舞する声が響き、全員が勝利のために体をぶつけ続けた。
そして試合終了間際の42分、敵陣での相手のペナルティからクイックスタートで仕掛け、大きく左サイドに展開。ボールを受けたWTB堀田が気迫のゲインでゴールラインに飛びこみ、大きな逆転トライとなった。そして最後には、左サイドで角度があり難しいゴールを田口がしっかりと決め、17-14の最終スコアで試合を締めくくった。試合終了のホイッスルが響くと、選手たちは抱き合い、激戦の中掴んだ勝利を喜び合った。
4点差を最後まで全力で追いかけ、ラストワンプレーでの逆転トライ。チーム全員の気持ちの強さで掴み取った大きな白星だ。試合後、監督とヘッドコーチによって、伊藤広晟(法4)がプレーヤーオブザマッチ(POM)に選出された。「ジュニアの4年生みんなにあげたいくらいです」と語る、そのリーダーシップと人望の厚さで、最後までチームを引っ張り勝利に導いた伊藤の目には、涙が浮かんでいた。
今季の青学大として、残すは対抗戦の2試合だけ。ジュニアチームが最後に飾った勝利で勢いに乗り、最後までチーム全員で勝利を追いかける。桑田組の最終章の結末に期待がかかる。
(記事・写真=山口美海)
(以下監督・選手のコメント)
〈清水孝哉監督〉本日は山梨学院大戦お疲れ様でした。入りからスコアすることができて前半リードで折り返し、後半一時逆転されましたけど、最後学生たちが頑張って点をとって逆転してくれたということで、非常にチームとしても波に乗れる良い試合だったと思います。前半相手を0点で抑えられたのもすごい収穫ですし、対抗戦に向けても良い試合だったと思います。本日はありがとうございました。
〈伊藤広晟〉4年の伊藤です。本日の試合応援ありがとうございました。今までで1番タフな試合でしたが、試合に勝利することができて本当によかったです。4年生として最後まで戦う姿を後輩たちに見せることができたと思っています。ジュニア戦はこれで終わりですが、対抗戦はまだまだ続くので、対抗戦の方も応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました。
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