東都大学野球野球 春季１部リーグ 対駒大 第２回戦 4月20日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
青学大 ０１０ ２１０ ０００｜４
駒 大 ０００ ０００ ０００｜０
◆出場選手◆
１ 二 山田拓也 東海大相模
２ 中 中島大輔 龍谷大平安
３ 三 佐々木泰 県岐阜商業
４ 一 片山昂星 東海大菅生
５ 左 山中稜真 木更津総合
６ 右 中野波来 大阪桐蔭
７ 指 小田康一郎 中京
８ 遊 手塚悠 常総学院
９ 捕 青木颯汰 聖望学園
P 児玉悠紀 日大三→下村海翔 九州国際大付属
前夜の対駒澤大戦第１回戦を落とし、あとがない青学大。
この日の先発マウンドには前回途中降板となってしまった児玉（コ２）。初回、駒大打線を3者凡退に打ち取り、幸先良い立ち上がり。
先発の児玉
その裏の青学大打線も3者凡退に打ち取られ、初回は両者無得点。
試合が動いたのは2回表、この回先頭の4番片山（総４）。2ボール1ストライクからの4球目、真ん中低めのストレートを叩いた打球はライトスタンドへ。「相手投手の東田投手は真っすぐがいいピッチャーなので、それをまずは1巡目でしっかり弾き返せたらなと思った」と語った1打席目は最高の結果となった。昨日とは打って変わって青学大が先制する。
先制ホームランを放つ片山 今季第2号
3塁ベースを踏みなおす片山
さらに4回、2つのフォアボールとワイルドピッチでチャンスを広げると、8番手塚（社３）の2点タイムリーツーベースヒットで点差を3点に広げる。
タイムリーを放つ手塚
2塁ベース上でガッツポーズを見せる手塚
攻守に活躍を見せる手塚
5回にも片山のタイムリースリーベースヒットで1点を追加し、5回終了時点で４対０。試合を優勢に進める。
快足を飛ばし、3塁を陥れる片山
ベンチに向けガッツポーズを見せる片山
試合は中盤に突入するも、なおも児玉の快投は続く。5回まで駒大打線をわずか3安打に抑え、完全にシャットアウト。
先発児玉をリードした青木
青木は打撃でも、3‐2と見事起用に応えた
両者無得点のまま迎えた9回、ここまで好投を続けた児玉は、1アウト後、ヒットとフォアボールで1、２塁のピンチを作り、ここで降板。後を継いだ下村（コ３）はわずか3球で駒大打線を片付けゲームセット。青学大が見事勝利を収めた。
大車輪の活躍を見せる下村
この日、8回途中無失点と好投した児玉。「ストレートで押すことができ、スライダーもよかった」と振り返っている。完封について聞かれると、「完封はあまり考えていませんでした。目の前のバッターを打ち取ることだけを考えてくれました」と語っていた。今季初となる青木（コ３）とのバッテリーについては、「青木さんとはオープン戦のときにもバッテリーを組んでいて、（今日も）テンポよく投げさせてくれました」と思いを述べてくれた。
1勝1敗のタイに戻した青学大。安藤監督も「明日が一番重要、全力で勝ちに行く」と熱い思いを語ってくれた。青学大がどのような戦いを見せてくれるのか、第3戦に注目だ。
（記事＝童野翔也、写真＝遠藤匠真・吉行晴実）
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