【女子バレーボール】因縁の相手日体大に惜敗…

女子バレーボール

春季関東大学女子1部バレーボールリーグ 対日体大 5月15日

結果

●青学大2-3日体大○

第1セット 12―25

第2セット 25―18

第3セット 25―18

第4セット 18―25

第5セット 11―15

 

メンバー

1, 住田帆志乃

2, 齋藤里紗子

3, 村松美月

4, 井上芙香

5, 山崎樹

6, 勝又心

7, 依田茉衣子

8, 北林桃佳

9, 山田華子

10, 渡邉百香

11, 谷島花虹

12, 新改星南

13, 鉾久香凜

14, 藤森こころ

15, 奥山日香里

16, 平ヴィヴィアンチディンマ

17, エドックポロかれん

18, 高橋美鈴

19, 小原凜乃

20, 井上美虹

21, 鷲谷夏希

22, 岸川蘭

23, 木原未稀

24, 佐村真唯

25, 伊藤鈴夏

 


 

今試合、青学大の因縁の相手ともいえる日体大。日体大は、2021年の全日本インカレ準々決勝でフルセットの末敗れた。前日に国士舘大から勝利を収めた青学大は勢いそのままに臨みたいところ。住田帆志乃(比4)主将は強い思いを胸に試合に臨んだ。

 

1セット目は、序盤から青学大にミスが目立ち、日体大にリードを許す。

中盤に入っても流れは日体大に。2年生のサウスポーエース高橋美鈴(総2)、同じく2年生のサウスポーのミドル谷島花虹(営2)、さらにはエースの住田主将が立て続けに相手のブロックに引っかかる。一気に点差をつけられた。終盤でも流れは変わらず、日体大に5続得点を許し、大差をつけられ1セット目を落とす。

 

日体大のブロックに阻まれる高橋

 

続く2セット目。

セッターは1年生の新改星南(営1)に託される。1点目からまたもや住田主将が日体大のブロックの餌食に。続く高橋のアタックも相手に阻まれる。しかし青学大も粘りを見せ、攻防戦が続く中試合中盤。「絶対に決めるという強い気持ちで決めた1点」と振り返ったようにエース高橋が戦況を打開した。さらに「この1点を無駄にはしない」と住田主将は2本サービスエースを決める。青学大はもがきながらもなんとか流れを手繰り寄せた。コートには1点1点必死にボールをつなぐ選手たち。先輩へとつなげる1年生セッター新改。そんな1年生の思いを受け取り、魂のこもったスパイクで点を重ねるアタッカー陣。全員が大きく手を上げ、飛び跳ねて喜ぶ姿。まさに全員が一つになった。このセットを日体大から奪い取った。

負けていても堂々とプレーする1年セッター新改

サービスエースを決める住田

感情をむき出しにして喜ぶ青学大

 

そして迎えた3セット目。

好スタートを切ったのは青学大。2セット目の良い流れを切らさずに試合序盤から攻め続け、日体大からリードを奪う。しかし、やられてばかりいられない日体大。気のこもった力強いスパイクで点を取り返す。だが青学大も意地を見せる。試合中盤から終盤にかけて2年生のエドックポロかれん(比2)が勢いに乗ってくる。そして青学大は一気に点差を広げていく。ミドル谷島も相手の3枚ブロックを気合で打ち抜く。このセットも青学大がとり、王手をかけた。

日体大の攻撃を食い止める2年生コンビ高橋、谷島

ベンチも一丸となって喜ぶ

油断できない4セット目。

お互い譲らぬ展開が続く。日体大が走り切り、青学大はこのセットを奪われた。やはり簡単には前に進めない。

日体大に押される青学大

そして運命の第5セット。

エース高橋、住田にボールが集まる。緊迫した空気が会場を覆う。選手たちの表情も一段と集中の色を見せる。ここで1枚上手だった日体大。点の取り合いの試合が展開されていたが、最後は日体大が連続得点を挙げこのセットを取り切った。

苦しい場面でボールが集まるエース高橋

みんなの思いを胸にスパイクを打つ主将住田

青学大悔しくも敗北…

「今回の試合は日体大の方が全てにおいてチーム力で勝っていた」と住田主将は振り返る。惜しくも敗れたが、反省点ばかりではない。1セット目の悪い流れを打開し2セット目を取り返した。谷島のブロック、二人のエースがここぞという場面で得点できた場面がいくつもあった。選手たちの「諦めない」気持ちが明らかに見られた試合だった。青学大の見据える先は日本一。今試合をバネに、今春季大会の残る試合にも期待したい。

(記事=吉沢夏希 写真=鈴木美衣)

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