筑波大とフルセットの激闘!苦杯をなめる結果に…

女子バレーボール

春季関東大学女子1部バレーボールリーグ 対筑波大 6月4日

 

結果

●青学大2-3筑波大○

第1セット 25―22

第2セット 25―20

第3セット 22―25

第4セット 15―25

第5セット 14―16

 

メンバー

1, 住田帆志乃

2, 齋藤里紗子

3, 村松美月

4, 井上芙香

5, 山崎樹

6, 勝又心

7, 依田茉衣子

8, 北林桃佳

9, 山田華子

10, 渡邉百香

11, 谷島花虹

12, 新改星南

13, 鉾久香凜

14, 藤森こころ

15, 奥山日香里

16, 平ヴィヴィアンチディンマ

17, エドックポロかれん

18, 高橋美鈴

19, 小原凜乃

20, 井上美虹

21, 鷲谷夏希

22, 岸川蘭

23, 木原未稀

24, 佐村真唯

25, 伊藤鈴夏


今春季リーグ、残すところもあと2戦。今回の相手は強敵筑波大。しかし、筑波大は現在日本代表に選ばれている選手が不在の中での対戦。そのため、青学大にとっては勝たなきゃいけない一戦。そんな中、青学大は全員バレーで筑波大に挑む。

第1セット目は試合序盤から青学大がリードを奪う展開。攻めたサーブから相手のスパイカー、スパイクコースを絞る。そこから攻撃を展開する。今試合ではセンターとして起用されたエドックポロかれん(比2)。様々なパターンの攻撃で相手を惑わし、点数を重ねる。しかし、筑波大もじわじわと追い上げてくる。試合中盤、ついに同点となる。ここからは点の取り合いだ。1点取られたら、取り返す。お互い譲らぬ攻防が続く。青学大の主将住田帆志乃(比4)からは、試合終盤、「ギアを入れていこう」と声がかかる。22対22。主将の声に鼓舞されるように、エドックポロのスパイクから先に青学大がリードをとる。そしてここから1点も譲らず、25点まで取り切った。

エドックポロの高い打点からの力強いスパイク

続く第2セットは試合序盤から筑波大にリードを許す展開になった。青学大も何とかついていくが、途中、筑波大に4点差まで開かれてしまう。ここで流れを切ったのは2セット目から起用の村松美月(国4)。コンビスパイクで流れを切る。さらにはブロックポイントも上げ、一気に流れを引き寄せる。今試合スタートから起用された1年生、佐村真唯(史1)のスパイクも光りだす。佐村は攻撃だけではなく、守備でもチームに貢献する。青学が一歩前に出る。このままこのセット目も青学大が取り、筑波大から2セットを連取する。

悪い流れを切る村松のコンビスパイク

守備でも輝く佐村

青学優位で迎えた第3セット。流れは依然として青学大。2セット目に引き続き、センター村松がチームを引っ張る。村松のブロックが筑波大のスパイカー陣を迎え撃つ。村松のブロックが相手の攻撃を阻み、相手のミスを誘発する。青学大がリードしたまま試合終盤に突入。このままこのセットも取り切り、勝利を挙げたい場面。青学大にチャンスボールが返ってくる。このボールを得点し、20点台に乗りたいところ。しかしこのボールを青学大は取り切れず、一気に流れが筑波大へ。筑波大にリードを詰められ、最後は4連続視点で3セット目は逆転負け。

相手の攻撃を阻む村松のブロック

第4セット。気持ちを切り替え、このセットで勝利を決めたい青学大。しかし今度は青学大のミスが目立ち始める。青学大に対応してきた筑波大に対し、青学大は筑波大に対応しきれない。流れを持ってくることができないまま、第4セットも筑波大に奪われてしまう。

勝利がかかった最終セット。1年生佐村が奮闘する。先にリードしたのは青学大。残り6点のころで井上芙香(法4)を投入し、青学大はさらに守備を固める。しかしここで2年生エース高橋美鈴(総2)のスパイクがブロックされる。さらにエドックポロのスパイクまでも。この後も何とか粘り、得点を重ねる。強さが出たのは筑波大であった。最後は筑波大が4連続得点をあげこの試合を勝ち取った。

相手の高いブロックからブロックアウトを取りに行く佐村

「最後まで取り切るという点で筑波大の方が勝っていた」と試合後に住田主将は振り返る。しかし「コートの中の人も外の人も一丸となって、勝利への強い気持ちを出せた。今春季リーグで1番良い雰囲気でできた試合だった」とも語った。コートの中の選手たち、そしてベンチの選手たちの1点1点喜ぶ姿がそのことを物語っていた。次は白星を挙げられるよう、秋季リーグのリベンジマッチに期待したい。

喜びを噛み締める青学大

コートの中の選手と同じように喜ぶ青学大のベンチ

(記事=吉沢夏希・写真=渋谷聡志)

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