2025年度春季関東大学女子1部バレーボールリーグ戦 対東女体大 5月6日 於・青山学院大学記念館
♦結果♦
●青学大1-3明海大〇
第1セット 22-25
第2セット 25-21
第3セット 22-25
第4セット 22-25
◆メンバー◆
1. 佐村真唯
2. 伊藤鈴夏
3. 奥山日香里
4. 藤森こころ
5. 岸川蘭
6. 永井楓
7. 木原未稀
8. 井上美虹
9. 鷲谷夏希
11. 中田愛那
13. 土橋由里子
14. 齋藤未来
15. 西澤希愛
16. 扇谷葵衣
17. 木下結稀
18. 松本澪奈
19. 飯田遥香
20. 久米美唯奈
21. 河本菜々子
22. 平根彩雪
23. 今沢せりな
24. 佐藤侑音
5月6日、青山学院大学記念館において春季リーグ戦7戦目が行われた。対戦相手は、現在春季リーグ戦1位の東女体大。第1セットから激しい攻防戦を繰り広げるも東女体大の勢いを止められずセットを落とす。第2セットは、攻守ともに力強いプレーで東女体大に応戦しこのセットを取り切った。続く第3セットでは、互角の戦いが繰り広げられるもリードを許してしまう展開に。的確なプレーで対応しようとするも、惜敗。第4セットではフェイントや強気なサーブを見せるも流れを引き寄せられずこのセットを22-25で取り逃した。

佐村の放つ鋭いレフト攻撃
◆第1セット◆
セット序盤、青学大は多彩な攻撃を仕掛けるも相手の強烈スパイクやロングラリーを制することができず失点を重ねる苦しい展開に。どうにかして点差を広げようと猛攻するも、相手も粘りを見せすぐさま追いつき激しい攻防が続いた。中盤に、キャプテンである佐村真唯(史4)ストレート方向へのスパイクが契機となり、一気に2点差をつける。だが、その後東女体大の流れを止めることができず最終的に22-25でこのセットを落とした。

フレッシュなルーキー佐藤の攻撃
◆第2セット◆
続く第2セット序盤では、両者共に一歩も譲らぬ点の取り合いが繰り広げられていた。互角の展開が続く中で、流れを青学大に引き寄せたのはフレッシュな1年生佐藤侑音(比1)。弾けるようなスパイクが流れを青学大に変え、相手に2点差をつけリードする。中盤以降は、青学大が流れを取り戻したのか、力強い攻撃が見られるように。特にセッターである河本菜々子(史2)は、土壇場で相手の意表を突くツーアタックを見せ、観客席からの歓声を湧き起こした。この流れを断ち切ることなく、第2セットを勝ち取った。

苦しい流れでも笑顔を絶やすことなく戦う選手たち
♦第3セット♦
このままの流れを維持していきたい青学大。鋭いセンター攻撃やロングラリーを制する場面はあったものの、中々リードすることができない。試合中盤、東女体大にブロックアウトを取られたことを皮切りに、流れは相手側に。東女体大の高いブロックに止められる場面やミスが見られるようになり、2点差を許してしまう展開に。開いた点差に追いつこうと、サーブや的確なレシーブでボールを拾うも縮められず、このセットは、流れを奪い返せずに落としてしまう。

河本の華麗なバックトス
♦第4セット♦
何としても取りたい第4セット。立ち上がりから青学大にミスやブロックに掴まり4点差を許してしまう展開に。それでも必死に追いつこうとくらいつき、巧みなフェイントや的確なスパイクで応戦。徐々に点差をつけては突き放されるという苦しい攻防戦が繰り広げられる。この局面で強気な攻撃を見せたセッターのツーアタックや、途中起用された奥山日香里(比4)のクイックやセンター攻撃が光る。だが、東女体代の高さのあるブロックや粘り強さに苦しめられこのセットも取り逃し試合終了。
♦佐村真唯(史4)へのインタビュー♦
ー今回の試合を振り返ってみていかがでしたか?
今までもそうなんですけど、自分たちのミスで落としてしまうことが多くて、勝てる試合を逃してしまったっていうのが率直な感想です。
ー第1セットから第2セットに向けてどのような切り替えをチーム内で行いましたか?
決まっている所は、決まっていたし対応できていたところは対応できていたので、それを継続しながら相手がまたかえってきたところをそれを更に超えていくっていうのをセット間やタイムの時に話したりとか、コミュニケーションを取ることを意識していました。
ー本日の対戦相手である東女体大のどんな点に苦戦しましたか?
パワーと高さはそこが(東女体大の)強みだと思うので、そこが苦しめられた部分でもあるし自分たちのまた新しい課題が見つかったので本当にありがたいと思っています。
ーキャプテンとしてチーム内でどんな声掛けをしていましたか?
みんな結構、自由にやってくれるのでそこは各自に任せながら大事な部分だけはまとめようと思ってて、みんなの意識を高める声掛けを普段から意識してやるようにしています。
ー新体制になり昨年度と変化した点はありますか?
伝統的な部分は大事にしていこうとは話しているんですけど、自主性は結構大事にしててみんなのやりたいことを重視するっていうのは新しい青学の色かなっていう風に思っています。
ー次の試合に向けてどんなことを意識していきたいですか?
今週、土日はまたすぐに(試合が)あり落とせない試合になっているので、そこは自分たちが出し切るやり切るっていうのを大事にしながら最後点を取るところ点を取らせないところを強みにやっていきたいと思います。
本日の試合が終わった時点で青学大の成績は、7勝3敗で4位となった。春季リーグ戦も残すところ4試合となった。今回見つかった課題を次の試合に活かし、有終の美を飾ってもらいたい。
(記事・写真=半田久瑠実、中村杏美)
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