【ボクシング】篠原、圧巻の関東制覇!

ボクシング

令和5年度 関東大学女子トーナメント 於・後楽園ホール

ライトフライ級決勝
堀宝水(日体大)0-5(WP勝ち) 篠原光(青学大)


関東大学女子トーナメントにおいて順調に決勝戦まで駒を進めた篠原光(教3)。その決勝戦がボクシングの聖地・後楽園ホールで行われた。決勝戦の相手は日体大。日体大は選手数が多く試合直前まで出場選手が分からない状態であったが、短時間で相手の傾向を見極め対策を行い試合に臨んだ。

1ラウンドではゴングと同時に篠原が積極的に仕掛けていく。パンチを多く繰り出し相手に攻撃の隙を与えないまま時間が進む。結果的に1ラウンドは採点者全員が10-9という接近したラウンドという評価で篠原がポイントで上回った。

2ラウンドも変わらず積極的な仕掛けを続ける。さらに相手のパンチが増えてきたところにカウンターを繰り出し、追い詰める場面も多く見られた。2ラウンドは採点者5人のうち1人が勝者のはっきりしたラウンドという評価の10-8をつけ、その他4人も10-9でこのラウンドも篠原が上回った。

迎えた最終3ラウンド。開始直後からお互いパンチの応酬となったが、そこでも篠原は引くことなくこれまでの2ラウンドと同様に多く仕掛けた。パンチがクリーンヒットする場面も多く見られ、3ラウンドともに終始圧倒し続けた。3ラウンドは4人が10-8の評価をつけ、残る1人も10-9。見事に5-0の判定勝ちでライトフライ級優勝を決めた。

今年度はボクシング部の勝ち頭でありながら、主将も務める篠原。試合後のミーティングでは部員の拍手で迎えられた。いつもより緊張していたと話したが、手数をしっかりと出すことができ自分の距離を終始守ることができたと試合後に話した。「練習でやってきたことが出せた」と笑顔で語った。ライトフライ級の中では身長が高く、長いリーチが持ち味の篠原。今日の試合でも長いリーチを活かし、相手からは届きにくい距離感を保つことができていた。

ボクシング部内でも信頼が厚い

篠原には今後、国体や全日本ボクシング選手権大会が控えている。昨年はそれぞれ3位と2位と優勝には惜しくも手が届かなかった。主将として臨んだ関東大会で優勝を果たし、昨年のリベンジに控える。今後の青学ボクシング部の活躍から目が離せない。

父でありながらボクシング部コーチの篠原一三さんと

(記事・写真=遠藤匠真)

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