第76回全日本大学バスケットボール選手権大会 対仙台大 12月1日於国立代々木競技場第二体育館
◆結果◆
青学大〇89-35●仙台大
1Q 24-6
2Q 18-7
3Q 21-8
4Q 26-14
◆スターティングメンバー◆
#2 漆山蓮
#7 進翔太
#25 星賀舞也
#35 オドゲレル・トルガ
#12 広瀬洸生
激闘のオータムリーグからはや1ヶ月。全日本大学バスケットボール選手権大会・通称インカレが幕を開けた。関東地区12位の青学大は東北地区1位の仙台大、北信越地区3位の富山大との総当たり戦に挑み最も成績の良かったチームが12月4日の早稲田大戦に進む。試合前#2漆山(総4)は「チーム目標はベスト8」と目標を掲げ、「少しでも長くこのチームでバスケをしたい」と話した。
第1Qは仙台大ボールからスタート。仙台大が先制を狙いシュートを放つが#35オドゲレル(数3)がブロック。その後ボールカットからの速攻で青学大が先制。青学大のアグレッシブな攻撃に仙台大はディフェンスが追いつかずファールが重なる。青学大は仙台大のファールを上手く利用しつつ攻めの姿勢を崩さず仙台大との差を広げる。得意のディフェンスでも仙台大を苦しめ、24-6の18点リードで第2Qへ。
第2Qは青学大ボールからスタート。#3新井(総3)からパスを受けた#21ウォーレン(国経3)のゴール下のシュートで青学大が先制。#25星賀(社3)のコーナーからの3ポイントシュート、#7進(法4)のシュートなど第1Qに続き圧倒的な攻撃力で仙台大との点差を大きく広げる。途中メンバーを変えても青学大の攻撃力は健在。ディフェンスでも仙台大の追随を許さず、仙台大のシュートを次々にブロックする。そのままの勢いで試合を進め42-13の29点リードで前半を終える。
第3Qは仙台大ボールからスタートするが青学大が仙台大の攻撃を止め、先制を許さず、#7進の豪快なダンクシュートで青学大が先制。オフェンスではシュートを落としてもビッグマンを中心にリバウンドに絡み攻撃のチャンスを作り出し得点に繋げる。#77芦田(国経2)の3ポイントシュートや#12広瀬(総2)のドライブなど外からも中からも攻撃を仕掛け点差を広げ63-21の42点リードで最終第4Qへ。
第4Qは仙台大ボールからスタート。3ポイントシュートで先制を許すも#1細川(国経4)が3ポイントシュートを決め返す。その後も#15能代(コ2)の気合いの入ったドライブシュートや#6三村(総1)のオフェンスリバウンドからのシュートなどで着実に得点を重ねる。タイムアウト後、#0広瀬(コ4)の2ポイントシュートや#17北條(法1)の3ポイントシュートでベンチが今試合1の盛り上がりを見せる。順調にリードを保った青学大が89-35で仙台大に快勝した。
試合後、#7進は「全体的には良かったが、初戦ということもあり最初はみんな緊張して(動きが)硬くなってしまった。個人としても細かいところの詰めが甘かった」と試合を振り返った。リーグ戦の時に課題の一つとして挙げていた「メンバーが変わった時のオフェンスやディフェンスの強度」については「リーグ戦後そのことを意識して練習をしてきて、今試合に関しては良く出来たと思うので今後も継続していきたい」と話した。#7進にとっては3年ぶり、そして最後のインカレ。「1つでも多く勝ちたいし、苦楽を共にしてきた同期との試合を楽しみたい」と笑顔を見せた。
インカレ初戦は東北地区1位の仙台大。しかし青学大は物怖じせず第1Qから優勢に試合を進め圧倒的な攻撃力と高さを見せつけたディフェンスで仙台大を苦しめた。オータムリーグから1ヶ月程見ない合間に更にパワーアップしたように感じられた。明日以降の試合も更なる飛躍を遂げるであろう青学大から目が離せない。
(記事・写真=二瓶優輝)
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