東都大学野球 春季1部リーグ 対日大 第２回戦 ５月16日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
日 大 ０１０ １００ ０１０｜３
青学大 ０００ １０１ ０００｜２
◆出場選手◆
１ 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
２ 三 佐々木泰 県岐阜商
３ 一 小田康一郎 中京
４ 中 西川史礁 龍谷大平安
５ 指 松本龍哉 盛岡大付→ 打 佐藤尊将 智辯学園
６ 右 中田達也 星稜
７ 捕 渡部海 智辯和歌山
８ 遊 初谷健心 関東第一→ 山口翔梧 龍谷大平安
９ 左 南野倫平 龍谷大平安→ 右 青山達史 智辯和歌山
P 渡辺光羽 金沢学院大附→ 中西聖輝 智辯和歌山→ 鈴木泰成 東海大菅生
晴天には恵まれたものの強風が吹き荒れる中行われた対日大２回戦。試合は序盤、青学大劣勢で進むも４回に小田康一郎（史３＝中京）、６回に藤原夏暉（法３＝大阪桐蔭）がそれぞれソロホームランを放ち同点に追いつく。しかし、８回に日大３番・谷端にホームランを許し、青学大は３−２で敗戦した。
青学大の先発のマウンドに上がったのはサウスポーの渡辺光羽（営３＝金沢学院大附）。渡辺は初回、無失点の好スタートを切った。
先発の渡辺
その裏の青学大の攻撃は、２番・佐々木泰（コ４＝県岐阜商）がレフトへヒットを放つも無得点に終わる。
ヒットを放った佐々木
２回表、渡辺は先頭打者に２塁打を浴びると、バント処理の際のフィルダースチョイスで無死一、三塁とピンチが広がる。続く打者のセカンドゴロの間に三塁ランナーがホームインし日大が先制点を奪った。渡辺はその後ヒットと死球で再びピンチを招くも日大１番・米津から三振を奪い追加点は許さない。
２回裏、青学大は先頭の西川史礁（法４＝龍谷大平安）に４試合連続となるヒットが飛び出すもノーアウトのランナーを活かせずこの回無得点に終わる。
ヒットを放った西川。現在熾烈な首位打者争いを繰り広げている。
点差を最小限に留めたい青学大だったが４回表、四球とパスボールで二死一、三塁のピンチを招くと日大８番・南條にサードへの内野安打を許し手痛い１点を奪われる。
サードの佐々木は懸命に処理するも内野安打となった
その裏の青学大の攻撃、先頭打者として打席に立ったのは３番・小田。初球の変化球を捉えると打球はライトスタンドへ。ソロホームランを放ち１点を返した。
ホームランを放った小田
ダイヤモンドを一周する小田
佐藤尊将（総４＝智辯学園）とハイタッチをかわす小田
青学大は５回から中西聖輝（コ３＝智辯和歌山）を投入した。中西はこの回、四球を１つ与えるも無失点とした。
中西は３回を投げ被安打１、奪三振４、無失点の好投を見せた。
６回裏、無死ランナー無しで打席に立ったのは１番・藤原。左中間へ大飛球を放つと打球はぐんぐん伸びスタンドイン。今季第１号となる藤原のホームランで青学大は試合を振り出しに戻した。
ホームランを放った藤原
中西と喜びを分かち合う藤原
同点に追いついた勢いそのままに試合の主導権を握りたい青学大は、８回から鈴木泰成（社２＝東海大菅生）を投入する。しかし、今季絶好調の日大３番・谷端にソロホームランを許し、３−２と日大が再び１点をリードする苦しい展開となった。
８回から登板の鈴木。鈴木は谷端のホームラン以外は安打を許さなかった。
そして９回裏、青学大は２番から始まる好打順であったが日大の好左腕山内の前に三者凡退に終わりゲームセット。青学大は３−２で今季初となる敗北を喫した。
試合後、応援席に一礼する青学大ナイン
試合後、安藤寧則監督は本試合を振り返って「今日は完敗。向こう（日大）の気迫に受けてしまった部分があった。もう一回１日で何とか戻してやっていきたい」と語った。今回敗戦したものの、明日５月17日の第１試合、中央大学vs亜細亜大学で亜大が勝利すると明日の試合は優勝がかかった大一番となる。「戦国東都」を勝ち抜き、３季連続の頂点に立つことはできるか。注目の明日の一戦は12時30分から、明治神宮野球場でプレイボール予定である。
（記事＝山城瑛亮、写真＝遠藤匠真・高木一郎・田原夏野・山城瑛亮・大原明日香）
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