【男子バスケットボール】オータムリーグ開幕戦埼玉工業大に圧勝!!

男子バスケットボール

第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部) 対埼玉工業大 8月26日於・武蔵野の森総合スポーツプラザ

 

◆結果◆

青学大〇85-61●埼玉工業大

1Q 19-20

2Q 23-10

3Q 31-8

4Q 12-23

◆スターティングメンバー◆

#7 進翔太

#3 新井翔太

#21 ウォーレン航喜

#12 広瀬洸生

#77 芦田真人

 

約2ヶ月間で計22試合を行う長期戦であるオータムリーグがついに開幕した。リーグ戦終了時点で2部の上位3チームに入り、その後の入れ替え戦に勝利すれば青学大は2年ぶりの1部昇格となる。5月のスプリングトーナメント、6月の新人戦ともにベスト16という戦績の今シーズン。チーム目標の「2部優勝・インカレ出場」達成に向け夏の練習に励み、オータムリーグへの準備を行ってきた。今シーズン主将を務める#2漆山(総4)は「2部優勝に向け、長い試合期間となるがチーム一丸となって戦う」と意気込んだ。

 

第1Qは青学大ボールからスタート。開始直後#12広瀬(総2)の2ポイントシュートで青学大が先制。その後2分近く両チーム点数が入らない状態が続くが、#7進(法4)のシュートで膠着状態を打破する。そのまま勢いをつけたい青学大だったが埼玉工業大の留学生のゴール下でのプレーに苦しめられる。#23加藤(コ3)のリング下でのリバウンドシュートを中心に得点を重ねるが19-20の1点ビハインドで第2Qへ。

「リバウンドにプライドを持っている」と話した#23加藤

率先して声を出しチームを鼓舞した#7進

積極的にドライブを仕掛けた#35オドゲレル

 

第2Q、1点を追う青学大は積極的に攻撃を仕掛ける。得点源の1人である#12広瀬が第2Qでも次々に得点を重ね一気に逆転する。また、得意のディフェンスでは声を掛け合いながら息の合ったプレーで埼玉工業大のボールをスティールし、そのスティールを合図に周囲が走り始め、速攻で得点を重ねた。堅実なディフェンスと鋭いオフェンスで埼玉工業大との点差を広げ42-36の12点リードで前半を終える。

チームディフェンスで埼玉工業大を抑え込む

 

第3Qは青学大のゴールラッシュとなった。厳しいディフェンスから、埼玉工業大のボールをスティールし速攻からの2ポイントシュートやドライブアタックなどのインサイドプレーのみならず、#25星賀(社3)や♯77芦田(国経2)の3ポイントシュートなど外からもシュートを成功させコート全体を使った攻撃を展開した。第1Qでは苦戦を強いられた埼玉工業大の留学生へのディフェンスもチーム内で連携を取り合い、一丸となって攻撃を防いだ。埼玉工業大の攻撃を抑えながら得点を重ね続けた青学大は73-38の35点リードで最終クォーターへ。

「ゲームコントロール」を個人の課題としてあげた#2漆山

外からも中からもシュートを決める#3新井

得意の3ポイントシュートでチームに貢献する#25星賀

 

第4Qは第2Q、第3Qと打って変わって青学大の得点が止まってしまう。青学大は今までのようにゴールに向かうがパスミスやシュートミスで攻撃が繋がらない。一方、埼玉工業大は着実に得点を重ね青学大に迫ってくる、という青学大にとって苦しい時間が続いた。それでもメンバーを変えながらコート内外で声を掛け合いこの苦しい時間を耐え抜き85-61の24点差で開幕戦白星を飾った。

積極的にゴールに向かい得点を狙う#6三村

 

試合を終え♯2漆山は「チーム全体として第2Q、第3Qは粘り強いディフェンスからの足を使った攻撃で良い流れで試合を進められたが、第1Qと第4Qはディフェンスの強度が落ちてしまっていた」と振り返った。#23加藤は個人のプレーを振り返って「身長を活かしたリバウンドや留学生へのマッチアップなどうまくできた点はあるが、プレータイムが伸びるほどプレーの質が落ちてしまった」と話した。#2漆山、#23加藤もともに「主に第1Qにチームディフェンスをうまく機能させることができず、埼玉工業大の留学生に好きなようにプレーをさせてしまった」ことを今回の課題としてあげ、今後は「声を掛け合いながら足を動かし、試合開始から自分たちの思い描くプレーをしたい」と口を揃えた。

 

全22試合という長期間にわたって開催されるオータムリーグ。まだまだ試合は多く残る。1試合1試合出てきた課題を消化しながら毎試合成長を続ける青学大は今年はどんな景色を見せてくれるだろうか。

(記事・写真=二瓶優輝)

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