第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部) 対法政大 9月2日於とどろきアリーナ
◆結果◆
青学大●68-76〇法政大
1Q 20-26
2Q 19-17
3Q 14-17
4Q 15-16
◆スターティングメンバー◆
#7 進翔太
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#12 広瀬洸生
#77 芦田真人
オータムリーグ第3戦は法政大との一戦となった。法政大には昨年のオータムリーグで2敗しており、今回はリベンジマッチともいえる試合となった。そんな今試合はアップ時から過去2試合とは異なる緊迫した雰囲気が漂っていた。試合は最後まで競る展開となったが法政大の3ポイントシュートやディフェンスに苦しめられ惜しくも敗れ、オータムリーグ初黒星となった。
第1Qは法政大ボールからスタート。初めは法政大のペースにのまれ2本連続で3ポイントシュートを決められてしまう。ベンチからは「相手に合わせないよ」と声を掛け、自分たちのプレー展開を試みる。青学大最初の得点は#12広瀬(総2)の3ポイントシュート。その後、法政大に3ポイントシュートを決め返されるもパスを繋ぎ、連携プレーからの得点や#3新井(総3)、#35オドゲレル(物3)の積極的なペイントアタックからの得点で点差を縮めていく。しかし、第1Q終了時に法政大にブザービートを決められ、20-26の6点ビハインドで第2Qへ。
第2Q開始直後、#35オドゲレルと#15能代(コ2)の連続3ポイントシュートで法政大に追いつく。その後も#3新井のドライブからのエンドワンや#21ウォーレン(国経3)から#77芦田(国経2)へのパスからの2ポイントシュートで得点を重ねる。一方、法政大も要所要所で得点を重ね両者互角の戦いが繰り広げられた。#77芦田の3ポイントシュートや#7進(法4)のリバウンドなど積極的なプレーで法政大との差を詰め、39-43の4点ビハインドで前半を終える。
4点を追う第3Q。青学大は積極的にゴールに向かった。#3新井が初めにシュートを外し、自らリバウンドに行き得点を決めフリースローももらう技ありのプレーで会場を沸かせる。その後#3新井が3ポイントシュートを決め連続で得点し逆転に成功するが、法政大もすかさずシュートを決め接戦の状態が続く。しかし、残り4分で法政大が連続で3ポイントシュートを決め一気に点差が開いてしまう。青学大はタイムアウトで立て直しを図るが、タイムアウト明けもミスが続き53-60の7点ビハインドで最後第4Qへ。
第4Q前半はなかなかシュートが決まらない状態が続き法政大との点差が縮まらない。残り3分で58-67の9点差のなか青学大はタイムアウトを取り逆転を図る。残り1分10秒で#3新井が2本連続で3ポイントシュートを決め6点差まで点差を縮め逆転の射程圏内に入る。その後#21ウォーレンがリバウンドシュートで点差を縮めるも残り30秒で法政大に2点を決められ再び点差を6点にされる。チームファールがかさんでいた青学大はその後何度かフリースローの機会を法政大に与え、さらに点差が開いてしまう。試合終了間際に#21ウォーレンがゴール下で追加得点を決めるも一歩及ばず68-76の8点差で法政大に敗れた。
試合後、#7進は「ディフェンスもオフェンスも強度を上げきれず自分たちのプレーをできなかった課題の多い試合となった」と振り返った。個人としては「リバウンドは良くできた」と話す一方「リバウンドを取るために中に入りすぎて味方のスペースを潰してしまった」と反省点を述べた。また、「チーム全体として声を出せていなかった」と振り返り、「今後は最初から声を出して自分たちで良い雰囲気を作っていきたい」と話した。
オータムリーグ初黒星となった今試合。埼玉工業大戦、東洋大戦の時のような活気がなく青学大は厳かな雰囲気に包まれていた。#7進が語ったようにどんな時でも声を出すことはチームにプラスの影響をもたらすと考えられる。気持ちを切り替え、明日の江戸川大戦では、また活気に溢れた青学大を見たい。
(記事・写真=二瓶優輝)
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