３季連続のリーグ制覇、２年連続の日本一を成し遂げ、今年も４冠に向けて歩を進めた青学ナイン。いよいよ開幕する秋季リーグを前に、選手たちの熱い想いを伺いました。
第２回は、堅実な投球が持ち味の3年生右腕・ヴァデルナフェルガス（国経３＝日本航空）・渡辺光羽（営３＝金沢学院大附）です。
♦ヴァデルナフェルガス
―春季を振り返ってどんなシーズンだったか、またその中で見つかった課題を教えてください。
ヴァデルナフェルガス（以下、ヴァデルナ）：めっちゃ調子悪かったんですけど、運良く乗り切れたという感じです。課題点は、調子が悪かったのでいっぱい見つかって、その中でもストレートが良くないのでそれを良くしないとしないといけないなというところです。ストレートを良くするために、ストレートの練習は元々多くしてるんですけど、、、。さらに多くしようという感じです。
―春はリリーフとして登板されていましたが、リリーフだからこそ意識したことや感じたことはありますか？
ヴァデルナ：僕は変化球を多く投げるタイプなので基本リリーフなんですけど、先発はまだオープン戦でしかやったことがないので違いは分からないですけど、とりあえずリリーフはピンチで出たらめっちゃ緊張しますね。
―その変化球のなかでも特にこだわっているものや他人に負けないと思うものはありますか？
ヴァデルナ：スライダーはめっちゃ自信あるのでそこらの人には負けないと思います。
―三振を多くとられている印象がありますが、三振へのこだわりはありますか？
ヴァデルナ：いや、スライダーに自信があるのでそれで勝手に三振がとれているという感じで。でも三振でアウトをとった方が気持ちいいので三振とりたいなあという感じですね。
―昨年まで投手陣を牽引してきた下村海翔（24コ卒、現阪神タイガース）投手といった柱の方々がいない中での春のリーグ戦を通して変化や感じたことはありますか？
ヴァデルナ：去年は4年生がえぐすぎたので、他のピッチャーがあんまり投げることも無くて、下村さんたちが点を取られても良いピッチャーなので投げ続けるんです。でも今年はそこまでの投手がいないので点取られそうになったらすぐに交代するのでリリーフの僕とかも出番が多く回ってくるようになりましたね。よかったです。
―先輩方から言われたことでで心に残っているものなどはありますか？
ヴァデルナ：下村さんからは大分厳しいこともめっちゃ言われて、僕が練習してない時とかにめっちゃ、めちゃくちゃ言われたのでもう自分がサボりそうなときは言われてたことを思い出してサボらないように頑張ってます。
―3年生という立場になって何か変わったことはありますか？
ヴァデルナ：僕、後輩に物言うのが苦手なんですけど、それをしないといけない学年になってきたので責任感というかそういうものを最近感じていて、後輩に言うこと言わないといけないというのはちょっとしんどいというか難しいです。
―今後のキーマンになると思う選手はいますか？
泰成（鈴木・社２＝東海大菅生）。鈴木泰成選手がえくいんで、来年再来年にはもっとえぐくなると思います。
―秋季のリーグ戦に向けての意気込みを教えてください。
ヴァデルナ：春はあんまり調子が良くなくて中盤は出れていない時とかもあって思ってたような結果は残せなかったので、秋はバチバチ投げて、バチバチ抑えたいです。
秋季リーグ開幕直前特集ということで、ヴァデルナ選手についてもっと知ることができる質問にも答えていただきました！
―青学野球部の好きなところを教えてください。
ヴァデルナ：一番は人数少ないので、人数少ないのに上手い子ぱっかりが集まっててめっちゃレベルアップをしないといけない、みんなで高めあえる環境が出来ているのでそれが僕のレベルアップに繋がっていると思います。
―チーム内で意識している投手の方はいますか？
ヴァデルナ：いや僕はみんなでレベルアップできればいいと思ってるので、強いチームになればそれでいいので特に誰意識してるとかはあんまりですね。
―仲の良いチームメイトは？
ヴァデルナ：平野（順大・コ２＝京都国際）ですね。色々話し合ったりしますね。鈴木泰成も同部屋なので仲良いです。
―プロの野球チームで応援しているチームはありますか？
ヴァデルナ：そんなにプロ野球は見ないんですよ。自分がやることにしか野球は興味ないのであんまり野球は見ないです。
―野球以外に見るのが好きなスポーツはありますか？
ヴァデルナ：バスケは好きです。NBAとか結構見ますね。
―最後にファンの皆様に向けて一言お願いします。
ヴァデルナ：ファンとか多分いないですけど、失望させないように頑張ります。
♦渡辺光羽
―春季を振り返ってどんなシーズンだったか、またその中で見つかった課題を教えてください。
渡辺光羽(以下、渡辺)：先発ローテーションに初めて入って投げたんですけど、やっぱり途中で試合を全部作る、試合メイクのいうのがあんまりできなくて3回とか4回での降板が多く、イニングがすごい少なくて先発の役目を果たせなかったことが多かったのでそこに悔いが残ってるっていうことが終わってみての感想。それが終わってみての課題でもあって、やっぱり長いイニング投げるのが先発の役割なので、初めてでちょっと緊張してる部分もあったんですけど、それができなかったというのが課題かなと思います。
―普段のリーグ戦と全日本選手権では雰囲気など、何か違いを感じた点はありましたか？
渡辺：去年もリーグ戦で投げてきて相手の選手はある程度分かってたので、分析しながら投げれたのはいいいんですけど、全日本はやっぱりいろんな所からチームが来てるので、全然分からないバッターと対戦する中では配球とかが分析しずらく、やりにくい部分はあったんですけどやっぱり楽しさもありました。
―春季を終えて秋季に向けて何か変えたことはありますか？
渡辺：ピッチングから緊張感持ってやることで、リーグ戦で緊張することが少なくなってくるかなと。ピッチングで練習から緊張感持ってやるようにしました。
ー3年生になって何か変わったことはありますか？
渡辺：変化、、、やっぱりもうすぐで4年生が抜けちゃうのでこれから自分ら3年生が中心になって試合を作るというのが大事になるので、下を引っ張っていく上での責任感はすごい感じるようになりました。
―対戦してみたいと思った選手や意識している選手はいますか？
渡辺：意識している選手、、、関西の方で言えば金丸（夢斗）選手とかは左ピッチャーで速球派で試合のメイクもすごい上手いように感じるのでそこは真似したいなって思います。
―今後のキーマンになると思う選手はいますか？
渡辺：ピッチャーだったら継投で勝ち抜いてきたことが多いので全員で。バッターは西川（史礁・法４＝龍谷大平安）さんとか佐々木（泰・コ４＝県岐阜商）さんとかがやっぱり3・4番で打つので、打ってくれたら点数も入りやすいんじゃないかと思います。
―今後の試合で見て欲しいところやアピールポイントがあれば教えてください。
渡辺：コントロールには自信あるので、真っ直ぐで押して、変化球で空振りとったりと、全体を見てくれればいいかなと。特にまっすぐはスピードっていうよりかは綺麗でしょうっていう感じにしているのでそこは見てほしいです。
―来月開幕するリーグ戦に向けての意気込みを教えてください。
渡辺：春は先発ローテーション最初は入ってたんですけど途中で中西くんに変えられたりしたのでそこはやっぱりキープできるように、先発ローテーションでずっと投げ切れるように、それで四冠達成できるように頑張りたいと思います。
秋季リーグ開幕直前特集ということで、渡辺選手についてもっと知ることができる質問にも答えていただきました！
ー青学野球部の好きなところを教えてください。
渡辺：上下関係があんまり厳しくないので、思ったことを先輩でも後輩でもコミュニケーションとって伝えられるというのと、全体練習が少ないので自分の課題と向き合って練習できるのがすごいいい環境でもあって好きなところです。
ー仲のいい選手を教えてください。
渡辺：同期の中西（聖輝・コ３＝智辯和歌山）くんが一番、野球でも一緒にいますし寮でも一緒にいることが多いです。
ーオフはどのように過ごされていますか？
渡辺：オフも中西くんと一緒にいることが多いです。あんまり遠出はしないんですけど。カラオケに行ったりすることが多いです。
ープロの野球チームで応援しているチームはありますか？
渡辺：オリックスはすごい好きで。ここっていうところは無いんですけどピッチャーの層がすごい厚いのでよく見ますね。
ー野球以外に見るのが好きなスポーツはありますか？
渡辺：スポーツは最近だったらバレーとか。卓球も結構好きですね。あと小さい時スケボーをやっててオリンピックは見ました。スケボーは結構バランスのスポーツなので、体幹は鍛えられたなと思います。
ー何か野球以外の面でのアピールポイントはありますか？
渡辺：自分すごい匂いが好きで。お香とか柔軟剤とか集めるのが好きで柔軟剤も10種類以上持ってます。野球部は臭くなるので、気を遣っています。
―最後にファンの皆様に向けて一言お願いします。
渡辺：秋も四冠目指して頑張るので応援宜しくお願いします。
（聞き手＝大原明日香、記事＝比留間詩桜、写真＝比留間詩桜、山城瑛亮）
どんな質問にも落ち着いて丁重に答えてくれたヴァデルナ選手と渡辺選手。2人が出場する秋季リーグは9月9日に開幕します！悲願の四冠達成に向けて神宮球場で熱い声援を届けましょう！
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