東都大学野球 秋季1部リーグ 対東農大 第3回戦 10月3日 於・明治神宮野球場
◆結果◆
東農大 000 100 000|1
青学大 010 001 34x|9
◆出場選手◆
1 指 大手晴 横浜→打指 松本龍哉 盛岡大附→打指 田中幹大 武田
2 左 南野倫平 龍谷大平安
3 一 小田康一郎 中京
4 三 佐々木泰 県岐阜商
5 中 中田達也 星稜
6 捕 渡部海 智辯和歌山
7 右 青山達史 智辯和歌山
8 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
9 遊 山口翔梧 龍谷大平安→打遊 初谷健心 関東第一
P 中西聖輝 智辯和歌山
1勝1敗で迎えた対東農大3回戦。大事な一戦の先発は中西聖輝(コ3=智辯和歌山)に託された。中西は9回1失点13奪三振という圧巻の成績で見事完投勝利を挙げ、前回登板の雪辱を果たした。打線はホームラン2本が飛び出し、試合後半には8得点と大差をつけて勝利。3カード連続で勝ち点を獲得し、四季連続のリーグ優勝、そして大学四冠に向けて弾みをつける結果となった。
先発の中西は初回を三者凡退で終え、テンポ良く相手打線を抑えた。2回、3回も出塁は許すものの得点を与えることなく無失点ピッチングを続けた。
青学大は2回裏、二死走者なしから渡部海(コ2=智辯和歌山)が今季1号となるソロホームランを放つ。幸先よく先制したものの、4回表にピンチを迎える。
中西はツーベースヒット、内野安打を連続で打たれてしまう。その後死球を与えてしまい、一死満塁のピンチに。続く打者にタイムリー内野安打を打たれ、同点となる。試合は振り出しに戻った。しかし、後続を抑え、満塁のピンチを最小失点で切り抜けた。
試合が動いたのは6回裏。小田康一郎(史3=中京)のツーベースヒット、佐々木泰(コ4=県岐阜商)の四球で無死一二塁のチャンスを作ると、中田達也(社3=星稜)が送りバントを成功させる。一死二三塁のチャンスで再び渡部に打席が回ると、タイムリーヒットで勝ち越しに成功する。渡部は秋季の打率が3割4分を超え、好調を維持している。
7回裏、初谷健心(総3=関東第一)が代打で出場。四球で出塁し、盗塁も成功させる。南野倫平(総2=龍谷大平安)も四球を選び、ランナーを2人も置くチャンスを迎える。
二死二三塁で迎えるは4番・佐々木。相手投手の暴投により1点を得ると、佐々木自身も気迫のヘッドスライディングを見せタイムリースリーベースを放ち、追加点をあげる。
続く中田もタイムリーヒットを放ち、この回3得点。相手チームを突き放した。今季好調の中田は首位打者に躍り出た。
8回裏には青山達史(コ1=智辯和歌山)が四球を選び、藤原夏暉(法3=大阪桐蔭)が送りバントを成功させる。一死二塁で初谷に打席が回り、タイムリーヒットを放つ。初谷は途中出場ながらも存在感を見せつけた。
相手チームの捕逸の間に初谷が進塁。続く南野もタイムリーヒットを放ち、点差は6点に。
そして小田がダメ押しのツーランホームランをライトスタンドに放ちこの回4得点。勝利を決定的なものとした。
中西は9回を完投。打線は10安打9得点と効率よく得点を重ねた。対東農大2回戦の負けを引きずらず、投打が噛み合い快勝。青学大は勝ち点3を獲得し、今季の入れ替え戦回避も決定した。
次戦は10月8日(火)、11時30分から明治神宮野球場にて亜細亜大学戦が予定されている。主砲を欠く中ではあるが、リーグ4連覇、そして昨年成し遂げられなかった悲願の大学四冠達成に向けて戦う青学大ナインの活躍から目が離せない。
(記事=田原夏野、写真=遠藤匠真、川崎史緒、田原夏野)
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