【ハンドボール】リーグ首位で迎えた入替戦。1点に泣く。

ハンドボール

関東学生ハンドボール連盟2025春季リーグ入替戦 6月1日 於・国士舘大学多摩キャンパス

◆結果◆
青学大 33ー34立教大
前半  15ー18
後半  18ー16

◆ メンバー◆
1.齋藤慧遵
2.勝村海生 5得点
3.山田俊輔
6.北島健 4得点
8.平野諭
9.小山尚人
10.丸吉瑛太
12.今村航大
13.森川雅美智 7得点
15.川上颯一朗
16.今中創太
17.マレルライアン
18.長谷部陽太 10得点
19.山田晃綺 3得点
20.平良響 4得点


2部リーグを1位で通過し、臨んだ入替戦。相手は、1部10位の立教大学。立大が1部リーグの意地を見せるのか、青学大が昨年負けた悔しさ晴らすのか。保護者やOB、青学生などのたくさんの応援を背に青学大ハンドボール部は立教大学に挑んだ。

円陣を組む青学大

前半開始直後、立大の先制点を許すも、長谷部陽太(教2)が得点を決めた。前半8分には齋藤慧遵(マ2)の好セーブから速攻で森川雅美智(マ4)が得点を果たす。前半9分、青学大のシュートはキーパーに阻まれ、逆にカウンターを食らう展開となった。序盤は両者一歩も譲らない攻防戦が続いた。しかし、前半15分に試合が動いた。立大に4連続得点を許し、青学大は3点差をつけられてしまう。前半22分には今中創太(済4)が好セーブを果たし、ピンチを凌いだ。青学大は積極的なオフェンスを見せるも、点差はなかなか縮まらなかった。前半終了間際、立大が鋭いシュートを放つも、齋藤が好セーブを見せた。そして、3点ビハインドで前半を終えた。

シュートを放つ森川

後半開始直後、森川と長谷部が反撃を仕掛ける。後半3分には、青学大は素早いパスを繋ぎ、長谷部が倒れながらもシュートを放ち、ゴールを決め切った。後半7分には立大の猛攻を食らうも、ここでもGKの齋藤が魅せる。右足でボールを弾き、立大の攻撃を凌いだ。北島健(営4)も4年生の意地を見せる。仲間からパスを受け、北島は鋭いシュートを放ち得点を果たす。青学大は得点を重ね、着実に点差を縮めるも、後半15分には再び3点差に広がってしまう。しかし、後半19分に試合が動いた。長谷部の2連続得点で立大に追いついた。立大に得点を許すも、勝村海生(営2)・平良響(教2)・森川の得点で青学大は立大に必死に食らいついた。後半25分、立大の反撃で、3点差になるも、長谷部と平良が得点を果たし、1点差になる。その後、立大のゴールを許すも、後半29分35秒、勝村が得点を果たし、再び1点差になる。試合終了間際、立大がシュートを放つもGKの齋藤の好セーブに阻まれ、青学大はカウンターを図った。エンプティゴールで同点になったかと思われたが、タイムアウトになり得点は無効となった。タイムアウト後、わずかな時間でひたすらに攻めるも、試合終了のブザーが鳴ってしまう。青学大は1点差で立大に敗退してしまった。

倒れながらもゴールを決めた長谷部

シュートを放つ北島

シュートを放つ平良

ガッツポーズを見せる森川

喜びを見せる青学大ベンチ

あと一歩届かなかった1部昇格。1点差に涙を吞んだ青学大。総力戦で挑んだ今試合、前半の3点ビハインドという展開から猛追し1点差まで追い上げた。青学大ハンドボール部からは「勝ちたい、1部昇格を果たしたい」という熱意が伝わった。しかし、1部昇格という目標は叶わぬものとなった。

青学大は8月に北海道で行われる東日本インカレの出場が決定している。心機一転し、東日本インカレで好成績を残してほしい。そして、秋季リーグで1部昇格という長年の目標を叶えてほしい。今後の青学大ハンドボール部の活躍に注目だ。

(記事=竹田集、写真=竹田集・志村沙羽)


今回、青学大ハンドボール部主将の森川雅美智選手と今試合最多得点を果たした長谷部陽太選手からコメントを頂きました!

―今季の反省点
森川:7連勝まで来て、最後の2試合が1敗1引き分けとなってしまって、うまく締めくくることができなかった。特に、明星大の試合がケガで出場できず、キャプテンとして引っ張っていけなかった。チームとしては最後まで勝って入替戦に臨みたかった。

―プレースタイルの変化
森川:去年までは自分が攻撃の軸となっていたが、1年生も入り、ボールが回るようになった。マンツーマンのチームよりはサイド含め6人全体で攻められるチームになった。

―今試合でのよかったこと・反省点
長谷部:明星大と法政大との試合では自分のシュートが入らなかったが、苦しい状況でも決め切ることを意識して練習に取り組んだ。シュートの決定率は今回の試合ではよくなった。ディフェンスに関しては、オフェンスでも修正できることをコミュニケーション取りながら修正したい。ハーフタイムだけでなく試合中にもコミュニケーションを取れたらよかった。

―秋季リーグに向けての目標
長谷部:チームとしては、優勝して入替戦でもう一回この舞台に戻ってきて、来春1部リーグで戦うこと。個人としては、ディフェンスもオフェンスもフルでやるには体力的にもフィジカル面でもしんどいので、基礎となる体力とフィジカルを鍛え直して気持ちを切り替えて秋に向けて頑張りたい。

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