◆選手・監督コメント◆
安藤寧則監督
・3連覇に対する思いは
ー負けたくないというのが一番にあった。相手を上回るための日々の積み重ねであったり、ゲームの中でのやれることを一人一人がしっかりとやり切ってくれたことがこの結果に繋がったと思うので、本当に幸せ。
・あの場面で佐々木にホームランが出たということは監督の目にはどう映ったか
ー僕は本当に信じていた。積み重ねて日々過ごしてきた成果として、大事な一戦でのあの一本になったのではないか。信じさせてきてくれたので、本当に良かった。
・佐々木のどのような姿を見て信じようとなったのか
ー下を向かない。結果が出ない中でも日々前を向いてやってくれていたし、結果に流されることなくいい意味でやるべきことを淡々と一生懸命やってきたのも見ていた。責任感もあって、勝てば勝つほどチームも隙が出やすくなる中で自分を律してやっていたので、当然「佐々木泰」でいくとなった。
・先発を中西に託したのは、どんな思いで託したのか
ー思いを持ってご縁をいただいた選手の一人なので…(涙で声を詰まらせる)。僕の求めるものも大きくて、他の選手ならまあまあというところも厳しく評価をしてきた。僕の中では迷いなく中西というのは決まった。
西川史礁選手
・佐々木の3ランが出る前に、四球を選んでベンチに向かって叫んでいたが、何と叫んでいたか
ー次の打者に泰(=佐々木)がいるということはわかっていたので、自分は何としてでも次に繋げようとした結果四球だったので、喜びが爆発した。「頼んだぞ」と。
・あの場面は4番として自分で決めたいという気持ちはなかったのか
ー自分が決めるというよりは、次のバッターに繋ぐことを意識した。その結果が今日の勝ちに繋がって良かった。
・低めの変化球で攻められるなど苦しい部分もあったと思うが、それに対してどう思うか
ーあと1勝すれば優勝というところで、ここ3戦自分の思うようなバッティングができなかったが、それでも自分がやってきたバッティングスタイルは常に貫いて、初球からどんどんいくというのは毎試合やっていたので、当たりは良くなかったが最後1本出て良かった。
・去年の全日本の決勝では先制打を放っていたが、全日本に対する自信はあるか
ー東都で勝てば、自分たちの野球をすれば絶対に勝てるという自信はあるので、去年のように日本一を取れるようしっかりと一戦一戦やっていきたい。
佐々木泰選手
・あのバッティングを自分ではどう分析するか
ーホームランという意識はなかった。コンパクトにまずはランナーを返すバッティングを意識した結果、いい感じに捉えることができたので良かったと思っている。
・手応えはあったのか
ー若干差され気味ではあったが、一番飛んでくれるポイントで捉えることができたのでいいバッティングができたと思う。
・自分にとってのこの3年をどう振り返るか
ー他の人ではなかなか経験できないことを監督さんのおかげで1年生の頃からさせてもらってきて、色んな苦しいこともあったが、自分なりに何とか頑張ってやってきた成果が今日、形に現れたのかなと思っている。
・苦しいリーグ戦だったと思うが、どのような心境で試合に臨んでいたのか
ーキャプテンとして、自分が打てなくてもチームが勝てばという風にやっていたが、やっぱり心のどこかで自分が活躍してという思いがあって、4年生の史礁(=西川)であったり児玉(=悠紀)が活躍していたので、もどかしい気持ちはあったが、今日はいいイメージを持って打席に入ることができた。
・今季どの辺りが一番苦しかったか
ー特に4年生が活躍していたため、キャプテンとして情けないという思いがあった。去年の大輔(=中島、24年総卒・現東北楽天ゴールデンイーグルス)さんは、プレーで引っ張っていて、自分もそういうキャプテンであり続けなければいけないというのがあったので、そこが焦りになった。
・自分が打ってベンチが湧いているのを見た時はどういう心境だったか
ー「本当にごめん。お待たせ」という感じ。
・青学生に何かメッセージはあるか
ー駅伝だけでなく野球も(笑)。自分たちが思っていたよりも中央の応援席の方が多かったので。是非神宮に足を運んでいただいて優勝する姿を見にきて頂けたらと思う。
中西聖輝投手
・今日の自分の投球をどう評価するか
ー初回は思ったよりも緊張して体も思うように動かずコントロールもできなかったが、キャプテンの一打に目が覚めた。そこからは、渡部とコミュニケーションを取りながらいい感じで投げることができた。
・今年飛躍を遂げたが一番良くなったところは
ー自分の中の余計なプライドや反骨心を捨てて、中野(=真博コーチ)さんと監督を本当に心から信頼して野球をすることで結果もついてきたし、人間としても変わることができた。
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