【硬式野球】主将・佐々木泰が6打点の大活躍!悲願の全日本連覇まであと1勝!

硬式野球

第73回全日本大学野球選手権大会 準決勝 対天理大 6月15日 於・明治神宮野球場

◆結果◆
青学大 302 300 02|10
天理大 000 200 00×|2

出場選手
1 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
2 遊 初谷健心 関東第一
3 一 小田康一郎 中京
4 中 西川史礁 龍谷大平安
5 三 佐々木泰 県岐阜商
6 指 松本龍哉 盛岡大附
7 捕 渡部海 智辯和歌山
8 左 中田達也 星稜
9 右 山本英錬 今治西 → 打 田中幹大 武田 →右 青山達史 智辯和歌山

P 渡辺光羽 金沢学院大附 → ヴァデルナフェルガス 日本航空


強い日差しが降り注ぎ、30度を超える猛暑の中行われた本日の試合。本試合の相手は阪神大学野球連盟代表の天理大学であった。試合は初回、佐々木泰(コ4=県岐阜商)の3ランホームランで青学大が先制すると、青学大打線が爆発し2桁得点。投げては先発の渡辺光羽(営3=金沢学院大附)が7回2失点の好投を見せ、青学大は10−2でコールド勝利を収めた。

1回表、二死から3番小田康一郎(史3=中京)、4番西川史礁(法4=龍谷大平安)の連打で一、二塁のチャンスを作ると打席には佐々木。低めのスライダーを捉えると打球はぐんぐん伸びレフトスタンドへ。今大会第2号となる3ランホームランを放ち青学大は先制に成功した。

ヒットを放った小田

ヒットを放った西川

先制の3ランホームランを放った佐々木

ダイヤモンドを一周する佐々木

青学大の先発のマウンドに上がったのは、今季リーグ戦で4試合に先発し、防御率1.31の好成績を残した左腕の渡辺。渡辺は初回、先頭打者に2塁打を浴びるも、後続を抑え無失点の立ち上がりを見せた。

青学大先発の渡辺

3回表、先頭打者の初谷健心(総3=関東第一)が四球で出塁すると、4番西川のサードゴロの間に進塁し、二死二塁のチャンスを作る。ここで打席には第1打席でホームランを放っている佐々木。5球目のストレートをレフト前へ運ぶとタイムリーヒットとなり青学大は1点を追加した。なおも二死二塁とすると6番松本龍哉(コ3=盛岡大附)が外角の変化球を上手く拾いライト前へのタイムリーを放ち、点差を5点に広げた。

タイムリーヒットを放った佐々木

送球間に二塁に進んだ佐々木

タイムリーヒットを放った松本

青学大打線の勢いはまだ止まらない。4回表、ボークにより1点を追加すると、二死満塁の場面で打席には本日絶好調の佐々木。3ボール2ストライクの6球目をセンター前へ運び2点タイムリーを放ち、8ー0と青学大は序盤から大量リードを奪った。

2点タイムリーヒットを放った佐々木。本日6打点の大活躍であった。

しかし4回裏、先発の渡辺は満塁のピンチを招くと内野安打とファーストゴロの間にそれぞれ1点を許し、点差は6点となった。

5回以降、青学大はランナーは出すもあと一本がなかなか出ず、得点を奪うことができない。

5回表、盗塁を決めた山本英錬(国経4=今治西)

6回表、2塁打を放った小田

一方の渡辺は、5回以降ヒット1本に抑える好投を見せ、相手を寄せ付けない。

すると8回表、青学大は4番西川の死球、5番佐々木の2塁打、6番松本の四球で満塁のチャンスを作ると、7番渡部海(コ2=智辯和歌山)が押し出しの四球を選び1点を追加。さらに続く中田達也(社3=星稜)の打球は相手のフィルダースチョイスを誘いさらに1点を追加。青学大は再び8点のリードを奪った。

本日4本目のヒットとなる2塁打を放った佐々木

押し出しの四球を選んだ渡部

中田は今大会打率.500と好調だ

8回裏、青学大は2番手としてヴァデルナフェルガス(国経3=日本航空)を投入した。ヴァデルナは一死から2つの四球を与えるも最後は併殺に打ち取り、大会規定によりここでゲームセット。青学大は10−2で8回コールド勝利を収めた。

2番手としてマウンドに上がったヴァデルナ

最後は6−4−3の併殺で試合を締めくくった

全日本選手権の準決勝という大舞台でのコールド勝利と圧倒的な強さを見せた青学大。本日6打点の大活躍を見せた佐々木は試合後、「自分たちの野球をしっかりして、最後良い形で終われたらと思う」と決勝戦への意気込みを語った。悲願の全日本選手権連覇なるか。東京六大学野球連盟代表・早稲田大学との決勝戦は明日6月16日(日)13:00から、明治神宮野球場にて試合開始予定である。

 

(記事=山城瑛亮、写真=遠藤匠真・比留間詩桜・田原夏野・山城瑛亮)

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