第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部) 対順天堂大 9月7日於東洋大総合スポーツセンター
◆結果◆
青学大〇77-68●順天堂大
1Q 11-19
2Q 19-21
3Q 23-13
4Q 24-15
◆スターティングメンバー◆
#7 進翔太
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#12 広瀬洸生
#77 芦田真人
オータムリーグ第5戦は順天堂大との試合となった。前2試合が敗戦に終わった青学大の雰囲気は良いとは言えない状況にあった。しかし、それでも今試合は気持ちを切り替え、アップの時から声を出し順天堂大戦に挑んだ。前半はうまく流れが掴めず苦しい展開となったが後半に怒涛の追い上げを見せ無事順天堂大に勝利した。
第1Qは青学大ボールからスタート。#3新井(総3)が2ポイントシュートを決め青学大が先制点を獲得。その後#35オドゲレル(物3)のフリースローや#7進(法4)のゴール下の力強いプレーからのシュートで得点を重ね順天堂大との点差をつける。しかし、青学大はミスが続き第1Q後半に流れが悪くなってしまう。それでも#35オドゲレルが2本連続で3ポイントシュートを決め持ちこたえ11-19の8点ビハインドで第2Qへ。
第2Qは青学大ボールからスタート。最初の攻撃はうまくいかなかったものの、その後の#35オドゲレルのナイスディフェンスから#2漆山(総4)が繋ぎ、#7進が得点。スピードがでてきた青学大は#2漆山の2ポイントシュートなどで得点を重ね順天堂大を猛追する。しかし、第2Q中盤で順天堂大に流れを奪われ再び点差が開き始める。それでも残り2分で取ったタイムアウト明けの#12広瀬(総2)の連続得点で再び青学大に流れを取り戻す。順調に点差を縮める青学大だったが順天堂大にブザービートを決められ30-40の10点ビハインドで前半を終える。
第3Qは順天堂大ボールからスタート。順天堂大の3ポイントシュートに先制点を奪われるも#7進や#12広瀬が力強いプレーで得点し食らいつく。残り2分、#23加藤(コ3)や#35オドゲレルがオフェンスリバウンドに飛び込み青学大の攻撃のチャンスを作り出す。残り1分30秒で#77芦田(国経2)が2ポイントシュートを決め5点差に。その後のディフェンスでは#35オドゲレルがナイスブロックで順天堂大の攻撃を防ぐ。残り1分、#1細川(国経4)が3ポイントシュートを決め2点差まで縮める。そして第3Q終了直前#7進がフリースローを2本決め53-53の同点で最終第4Qへ。
第4Qは青学大ボールからスタート。#35オドゲレルが3ポイントシュートで先制点を決めると、#1細川、#12広瀬が立て続けに得点し、3本連続で青学大が得点を決める。開始1分30秒、順天堂大がたまらずタイムアウトを取るも青学大の勢いは止まらず、タイムアウト明け#12広瀬、#1細川が再び連続で得点を重ね計5本連続で青学大が得点し点差を一気に11点差まで広げる。残り52秒で8点差となるが、青学大は落ち着いて試合を進め77-68の9点差で見事逆転勝利を掴んだ。
試合後のインタビューで試合について聞かれると#12広瀬は「いつものように前半の入りが悪かったが、(気持ちを)切り替えて後半は自分たちのバスケができた」と試合を振り返った。また、個人のプレーについて聞かれると「前半に個人ファールがかさみプレータイムが短くなることが分かっていたので、コートに立っている間は自分の役割を全うした」と答え「明日以降も変わらずにアタックしていきたい」と意気込んだ。
前半こそ苦しい展開となったがチーム全体で声を出し合い自ら流れを手繰り寄せた。後半を10点差で始めるも、積極的な攻撃と持ち味のディフェンスで一気に順天堂大に詰め寄り同点で最終クォーターに持っていき、そのままの勢いで逆転し勝利までたどり着いた。今後も苦しい展開に見舞われることがあるかもしれないが、今回の追い上げを自信に果敢に進んでほしい。
(記事・写真=二瓶優輝)
コメント