第74回関東大学バスケットボール選手権大会 対明大 5月2日於国立代々木競技場第二体育館
◆結果◆
青学大●64-73○明大
1Q 25-15
2Q 14-21
3Q 16-17
4Q 9-20
◆スターティングメンバー◆
#3 新井翔太
#21 ウォーレン航喜
#25 星賀舞也
#12 広瀬洸生
#77 芦田真人
7年ぶりのベスト8を決めた青学大。準々決勝の相手は青学大と同じ関東1部に所属する明大。前半をリードで終えるも後半の明大の猛追から逃れることができず敗戦を喫した。
第1Qは明大ボールからスタート。明大に先制を許すも#12広瀬(総3)がドライブですぐに決め返す。その後、前日の大東大戦に続きシュートが好調な#77芦田(国経3)が3ポイントシュートを中心に決め、明大とのリードを広げる。その後のタイムアウトでも流れを途切れさせず25-15の10点リードで第2Qへ。

チームハイの23得点をあげた#3新井
第2Qは明大ボールからスタートするが守り切る。オフェンスでは#23加藤(コ4)が得意のリバウンドからフリースローを獲得し青学大が先制。しかし、明大に連続得点を許し、開始6分明大に追いつかれる。それでもルーズボールに食らいつきながら#21ウォーレン(国経4)を中心に得点を重ね、39-36の3点リードで前半を終える。

身長を活かしゴール下を支える#23加藤
第3Qは青学大ボールからスタート。#3新井(総4)が先制点を決め青学大の流れを掴もうとする。しかし明大が3ポイントシュートやドライブシュートを次々に決め青学大に迫ってくる。それでも#35オドゲレル(数4)がマークマンを苦しめるディフェンスから3ポイントシュートを決め反撃する。互いに点の取り合いとなるが、#3新井がドライブシュートをねじ込み55-53の2点リードで最終第4Qへ。

得意の3ポイントシュートでチームを活気づけた#77芦田
第4Qは明大ボールからスタート。明大に先制を奪われ、そのまま連続得点を許し逆転される。開始5分が過ぎても得点が決まらない青学大だったが、#21ウォーレンがその沈黙を打ち破る。それでも明大の流れを断ち切れず点差が縮まらない。残り2分で#3新井が3ポイントシュートを決め1ゴール差に追いつくが、反撃叶わず64-73で試合終了のブザーが鳴り響いた。

ゴール下で存在感を発揮した#21ウォーレン
試合後、#21ウォーレンは「チームを鼓舞するようなプレーができたと思うが、リバウンドなどまだ自分が貢献できたことはあったと思う」と試合を振り返った。昨日の試合と比較して「ベンチを含め声が出せていなかった」と話し、「もう一度基本に立って明日は勝ちに行きたい」と意気込んだ。
#3新井は「昨日の試合は勝ち切ることができたが、同じ強度で今日の試合を行えなかった」と今試合の敗因を述べた。明大との経験の差を痛感した一方で、明日以降の試合に向けて「せっかく多くの試合ができるので、スプリングトーナメントを通して出た課題を修正しつつ、新たな課題を見つけ少しでも成長できるような試合にしていきたい」と語った。
試合開始から良いスタートを切れた青学大だったが、少しずつ調子を上げる明大の勢いを止めることができず惜しくも敗れてしまった。連日試合が続き疲労が溜まっていると思うが残り2試合が残っている。気持ちを切り替え、明日以降の試合に挑んでほしい。
(記事・写真=二瓶優輝)
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