第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(入れ替え戦) 対拓殖大 11月5日於エスフォルタアリーナ八王子
◆結果◆
青学大〇70-59●拓殖大
1Q 24-15
2Q 14-16
3Q 13-19
4Q 19-9
◆スターティングメンバー◆
#2 漆山蓮
#7 進翔太
#25 星賀舞也
#35 オドゲレル・トルガ
#12 広瀬洸生
2年ぶりの1部昇格へ。1部昇格をかけた入れ替え戦が始まった。相手は1部11位の拓殖大。先に2勝したチームが来季1部所属となる。前半からリードを保った青学大は第3Q終了時点で1点差まで詰められるも、第4Qに得意のディフェンスで拓殖大の得点を9点に抑え70-59で拓殖大を下し明日の試合へ弾みをつけた。
第1Qは拓殖大ボールからスタート。拓殖大に先制点を取られるが#35オドゲレル(数3)が2ポイントシュートですぐに決め返す。#12広瀬(総2)も3ポイントシュートや得意のドライブで得点を重ね青学大が流れに乗る。試合中盤まで、絶好調の#35オドゲレルと#12広瀬が得点を取り続ける。その後#12広瀬からパスを受けた#21ウォーレン(国経3)や#3新井(総3)のドライブシュートでリードを保つ。第1Q終了間際には#9上野山(法2)が3ポイントシュートを決め、24-15の9点リードで第2Qへ。
第2Qは青学大ボールからスタート。両チーム粘りのディフェンスでなかなか得点が動かないが#23加藤(コ3)の2ポイントシュートや#35オドゲレルのオフェンスリバウンドからの得点でリードを保つ。青学大は計3度のタイムアウトに対しても流れを途切れさせず得点を重ねる。しかし第2Q終了間際、拓殖大に3ポイントシュートを決められ38-31の7点リードで前半を終える。
第3Qは拓殖大ボールからスタートするが得意のディフェンスで拓殖大の得点を許さず青学大の攻撃へ。#2漆山(総4)のパスを受けた#25星賀(社3)の2ポイントシュートで青学大が先制。その後も#25星賀が得意のコーナーからの3ポイントシュートを決め点差を広げるが開始4分30秒のタイムアウト明け、拓殖大に連続得点を許し残り2分で追いつかれる。それでも#2漆山や#12広瀬がシュートを決め、残り10秒#2漆山のパスを受けた#1細川(国経4)の得点で51-50の1点リードで最終第4Qへ。
第4Qは青学大ボールからスタート。#3新井が開始直後3ポイントシュートを決め先制。拓殖大も負けじとシュートを決めるが#3新井の3ポイントシュートや#35オドゲレルのオフェンスリバウンドからの得点など、青学大も着実にシュートを決め点差を縮めさせない。残り3分、#3新井の速攻で10点差まで広げると拓殖大が堪らずタイムアウトを取る。しかしタイムアウト後も青学大は攻撃の手を緩めず70-59で拓殖大に勝利した。
試合後#12広瀬は「チームとしても個人としても完璧に近い試合ができた」と満足気に答えた。オータムリーグ最終週に2連敗を喫し、切り替えが必要な中での試合だったが「ミーティングの中で(リーグ戦中に)良く出来てた試合を思い返して今日に挑んだ」とリーグ戦後からのチーム内での気持ちの切り替えについて明かした。「今日勝ったチームが入れ替え戦を制する」というチーム内での共通認識の中で挑んだ今試合。無事に勝利したがまだ気は緩められない。明日の試合に向け「今日のように自分たちのバスケをして勝ちに行く」と力強く語った。
先に2勝したチームが勝利の入れ替え戦。良いスタートを切るためにも重要な位置付けとなる初戦。青学大が抜群のチームワークを魅せ終始試合を優位に進め勝利した。明日の試合に勝利すれば1部昇格、インカレ出場が確定する。2年ぶりの1部昇格へ。明日の試合も青学大らしく笑顔で頑張ってほしい。
(記事・写真=二瓶優輝)
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